美しい木と共に。 #17
- カテゴリ:自作小説
- 2012/06/08 09:09:03
✿主な登場人物✿
・麻生 美木・・・美人モデル。20才の大学生。
・小泉 麻里・・・同じモデル。20歳の大学生。美木の幼馴染
・赤塚 真・・・イケメンの大学生。20歳。美木と幼馴染。
・滝川 龍二・・・イケメンで人気もの。20歳。頭がすごくいい。
・新道 真由美・・・モデル。20歳。真に気を持っている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第十七章「噂」
美木「噂にすぎないでしょ・・・?」
すると噂好きの2人はいった。
女子B「それが本当っぽいのよー・・・。」
この女子は新聞部の1人でスクープを追ってるらしい。
美木「なんで?証拠とかあった・・・り・・・・?」
すると新聞部の女の子はカバンからゴソゴソとなにか取り出した。
すると出したのは1枚の写真・・・・。
女子B「これが証拠。ほら見てこの2人。どーか怪しいでしょ?」
その写真には龍二と先生が笑いあってる写真。
いっけん何もなく見えるけどでも・・・・・。
あきらかにオーラがおかしい・・・・。
美木「これ・・・は・・・・・。」
否定できずにいる私を見て女は言った。
女子B「よかったら情報流してあげよっか?」
美木「えっ?」
私が落ち込んでるように見えたらしく言った。
女子B「あの先生、きっと何かあるからねー・・・。おいしいスクープいただくわ」
といってチャイムが鳴った。
新聞部の子はすぐにたってカメラを持ち、先生を追った。
美木「・・・・・・・・・・・・・・」
私は龍二を見張ることにした。
そういえば今まで休み時間ずっと一緒にいたことはない。
休み時間の間にこそこそしてるにはちがいない・・・・!
すると龍二は動き出した。教室を出て、校舎の人気のない裏へ行った。
美木「あれは・・・・!」
そこに来たのは1人の先生。あの美人先生だった。
先生「ごめんね?待ったぁ?」
龍二「いいえ。待ってません。」
先生は龍二の肩に手を何回も当てて言う。
先生「龍二君さぁ~あの事どーなったのぉ?」
また触る。触りすぎでしょ!
龍二「いえ・・・。その、まだ・・・。」
先生「早く考えなさいねっ❤」
と急に顔を近づけた。
______________カシャ!
と音が鳴った。カメラの音だ・・・!
女子B「やったぁ~!スクープ獲得☆」
と逃げていった女子B。
龍二はその子を追おうとする。でも先生は手をつかんでいった。
先生「いいんじゃないの?龍二君・・・。」
それを見ていたBの女友達C・・・。
女子C「ふぅ~ん・・・。事実ってことかぁ・・・。」
とCはある小さな機械のボタンを押した。
録音機械・・・・!!
美木「まっ・・・・!」
行こうとすると後ろから手をひっぱられた。
美木「しっ・・・しん・・・。」
真「ハァ・・・ハァ・・・何してるんだよ・・・。」
走ってきたらしく息切れしていた。
美木「離して!触んないで!何よ・・・今さら・・・。心配したような顔して・・・」
と強く手を払った。でも真は私の手をまたつかんでいった。
真「今行ったらどうなる!?お前が見てたってばれるぞ?」
美木「承知のうえよ!いいの・・・。龍二が・・・変な噂にっ・・・・・」
と私はうつむいていった。そんな私を見つめるだけの真・・・。
龍二「美木・・・・・。何してんだよ・・・。」
美木「りゅ・・・龍二!?違うの・・・コレは!」
私の手をグッとひっぱっていった真。
真「何してんだよとか言う権利あんの?先生とこそこそ何してんだかしんねーけどさ」
美木「し・・・しん!!!!!!!!!!!」
と私はひっぱる手を払った。
そして龍二は私の手をひっぱった。
龍二「真、お前には関係ないだろ?かかわるな。」
美木「龍二・・・。待って、今はあなたに賛成できない。離して。」
私は今、龍二の手を離してしまった。
なんで?自分でもわかんない・・・・・。
龍二「美木・・・。」
美木「ごめ・・・・。」
私は口に手を当てて逃げた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第十八章へ続く・・・。
※実話ではありません。