美しい木と共に。 #15
- カテゴリ:自作小説
- 2012/06/06 08:52:04
✿主な登場人物✿
・麻生 美木・・・美人モデル。20才の大学生。
・小泉 麻里・・・同じモデル。20歳の大学生。美木の幼馴染
・赤塚 真・・・イケメンの大学生。20歳。美木と幼馴染。
・滝川 龍二・・・イケメンで人気もの。20歳。頭がすごくいい。
・新道 真由美・・・モデル。20歳。真に気を持っている
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第十五章「終わり」
麻里「利用してるんだよ!?なんで気付かないの・・・。」
麻里は龍二の服の袖を一生懸命にぎった。
龍二「は・・・・?」
龍二も『は?』しかいえない・・・。
美木「りゅ・・・りゅうじ・・・違うの。あの・・・」
言い訳する前に龍二は麻里の手を強く払って言った。
龍二「だから?」
麻里は払われた手を左手でそっとつかんでいった。
麻里「だから?って・・・。利用されて嫌じゃないの!?」
龍二「俺はさ、美木がそばにいてくれるだけで満足だから。」
と龍二は麻里の肩をポンポンと叩いた。
麻里「い・・みわかんない!!!!なにそれ!本気で愛してる人がいるじゃん!!!!!」
龍二は麻里の肩をぐいっとひっぱって言った。
龍二「俺は美木をそばで笑わせたりできたら十分なんだよ。利用とかどーでもいい」
麻里はそんな龍二を見つめてただなくだけしかできなかった。
麻里「な・・・んで・・・?最低だよ!!!!!いるじゃん・・・美木じゃなくても!!!!!いいじゃん・・・」
麻里は龍二の服の袖をつかんで下に泣き崩れた。
龍二「俺には絶対美木なんだ。美木の笑顔が本当に好きなんだ。」
と泣き崩れる麻里に肩をポンポンと叩く。でも麻里はその手を
強く・・・。強く払った。
麻里「なんなの?私はあなたをずっと見てきたのにこのさま?最低ね。」
麻里は上に手を挙げた。
美木「麻里っ・・・・!」
でも麻里はその手をそっと下ろした。
麻里「やってらんない・・・。」
そういってそっと立ち上がってドアを開けて出て行った。
美木「龍二・・・・。」
龍二は座りこんで頭に手を当てた。
龍二「最低だな・・・。俺は・・・。」
悲しそうな顔・・・。私はそっと抱きしめた。
美木「本当に嬉しかった。本当にありがとう・・・・。」
龍二は私をいつも優しい心で抱きしめてくれる。。。
そんな気持ちを返すかのようにそっと抱きしめた。
龍二「うん・・・・。」
龍二・・・。今はハッキリいえる。
『愛してる』とね・・・・・。
翌日。私は大学へ向かった。
美木「麻里・・・・。」
麻里はずっとしたを向いて歩いている。
女子A「まーりっ!おはよー☆」
と麻里の背中を叩いた。
麻里「あ、おはよう^^」
麻里はいつもの笑顔を見せた。
美木「っ・・・・・。」
麻里にあいさつしたかった・・・。でも・・・・。
声が出なかった。いえなかった・・・・。
真由美「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クス❤」
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第十六章へ続く・・・・。
※実話ではありません
ま、まさか、麻里に美木が利用しているっていうの吹き込んだの、
真由美ちゃん・・・?!「