✿主な登場人物✿
・麻生　美木・・・美人モデル。２０才の大学生。
・小泉　麻里・・・同じモデル。２０歳の大学生。美木の幼馴染
・赤塚　真・・・イケメンの大学生。２０歳。美木と幼馴染。
・滝川　龍二・・・イケメンで人気もの。２０歳。頭がすごくいい。
・新道　真由美・・・モデル。２０歳。真に気を持っている
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第十三章「別れ」

龍二「美木・・・。俺を利用したんだよな？そんな女いらねーわ」
美木「まって龍二！ちがうの！コレは・・・！！」
龍二「来んな。俺は本気で愛してくれる麻里選ぶから。なっ？麻里」
麻里「美木。ありがとう約束守ってくれて・・・。これからも親友だね。美木」
美木「や・・・こないで・・・こないで・・・こないでぇ!!!!!!!」

美木「龍二!!!!!!!」
私の体は汗ベッタリだった・・・・。
ただの夢だったけどリアルだった・・・・。
すごく怖い・・・。怖くてすごく震えていた。
そんな体をただ両手で押さえてふさぎこむしかなかった。

PLLLL......

美木「龍二・・・！」
私はすぐにケータイを手に取って電話に出た。
龍二『ああ。美木？さっき電話くれた？何？』
いつもの声・・・。いつもの優しい声だった・・・・。
そんな声が離れてしまう・・・・。そう考えると
私の体はただ震えるばかりだった・・・・・。
美木「りゅう・・・じ・・・・。」
私は声まで震えていた。
龍二『何？声震えてじゃん！今どこ！？』
美木「家・・・。」
龍二『待っとけ！』
龍二はすぐ電話を切った。
『待っとけ』この言葉がすごく・・・すごく・・・。
嬉しかった。私は龍二の事を待ってていいんだ・・・・。
そう思えたから・・・・・。

何分かすると龍二は私の部屋へ入ってきた。
龍二「美木っ！！」
龍二は服も乱れていた。
急いで来てくれたんだ・・・・・。
そんな姿を見るとすぐに涙が出た。
美木「りゅう・・・じ・・・」
龍二は私の震えた体を急いで抱きしめてくれた。
このぬくもりが消える。離れてしまう・・・。
そう考えたらまた震えが止まらなくなっていた。
龍二「どうしたんだよ！？なにがあった！？」
龍二にいえるわけない・・・。だって麻里の気持ちが関係してるし。
でも・・・でも・・・。言わなきゃ震えが・・・止まんないし・・・。
美木「りゅ・・龍二・・・。」
龍二「何？」
私は龍二の服の袖をギュっとつかんで言った。
美木「離れないよね・・・？居てくれるよね・・・？」
追い詰めるような言い方だけどここまで言わなきゃ自分の気持ちが
おかしくなりそうで怖かった・・・・・。
こんな聞き方でも龍二はいつもと変わらない声と優しい笑顔で答えた。
龍二「行くわけないし、離れるわけない。一生美木のそばに居る。」
そういってくれたからか言った後、すぐに震えが止まった。
龍二はすごい・・・。やっぱり・・・すごい・・・・。
美木「ありがとう・・・。大好き・・・。」
真なんか私の相手じゃない。私が１番見なきゃいけないのは・・・。
１番幸せになろうとしなきゃいけないのは・・・・。
全部龍二なんだ・・・・・。真なんか好きじゃない。
相手じゃない・・・・・・・。そう思えた夜だった。
龍二「大丈夫？」
と優しく話しかける龍二。
私はそっとたてに首を振った。
すると龍二はそっと私を離して、頭を２回
”ポン　ポン”と叩いた。そしてあの優しい笑顔で一言言った。
龍二「よかった＾＾よかった＾＾」
この笑顔になんかい救われたんだろう・・・。
この笑顔があるかぎり私は一生不幸じゃないんだろう・・・。
心からそう思える・・・。君と２人なら生きていける・・・・。

PLLLL......

たとえ次にいやなことがあったとしても・・・。
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第十三章へ続く・・・。

※実話ではありません。