☆子ほめ
- カテゴリ:お笑い
- 2012/05/27 00:16:38
結構有名な落語と思います。上方には「牛ほめ」という落語がありますが、その内容は似ている気がします。
【スジ】
あるがさつな若い衆が「人に酒をおごらせようと思ったら世辞愛嬌が必要」と隠居から言われるが、どのようにしてよいのやらさっぱり分からない。そこで、隠居は例を出す。
「相手の年齢が45才だと言ったら、45才にしてはお若い、どう見ても厄そこそこ・・・」と相手の年齢を若く見積もっておだてることだと教わる。
しかし、これは付け焼き刃のほめ方(他の落語でもよくあるパターンです)。さっそく試してみるが、40才の人に「厄そこそこ・・」と言ってどやされてしまう。
そこで今度は子どもをほめてみようと考え、産まれたての赤ん坊をほめに行く。
「ところで、このややこのお歳はいくつで?」
「妙なことを訊くな? 今日でお七夜や」
「ほー、初七日ですか」
「怒るぞ! 初七日やなしにお七夜や。そやから一つや」
「一つですか! 一つにしては随分お若い」
「何を言うてんねん。一つで若いんやったらいくつに見えるねん」
「どう見てもタダや」
この若い衆は不器用というか世渡り下手というか○○というか・・・(笑)
間合いといいますか。「ト書き」のようですね。
楽しませていただきました。
おもしろいです。