太陽星人 オメガフレア(パイロット版1話)
- カテゴリ:自作小説
- 2012/05/24 01:15:26
時間と空間の狭間、どこまで広がっているのか光の輝きが瞬いている。
その光の星の元にパール星と呼ばれるひとつの惑星があった。
かつて美しかったその惑星は今や荒れ果てていた。
青々とした森は枯れ、川は干上がっている。
繁栄を極めたであろう都市は廃墟と化していた。
ある日突然、宇宙から降伏を求めるゲル星人が押し寄せたのだ。
ゲル星人は、この惑星の地殻深くにある未知の金属タキオニウムを要求した。
この惑星の王オンタリオンはそれを拒否したが、ゲル星人の破壊獣の圧倒的な力の前に防衛隊は敗れ去った。ゲル星人は生物の頭にサイコメカトロンというコントロール装置を埋め込み自由に操るのだ。
「王様、敵がこの王宮にも迫ってきました!!!」
「うぬぬ、ベルヌ将軍よ。もはやこれまでか・・・」
「王様!このベルヌがしばらくの間敵を食い止めます!どうぞご退避を!」
「ベルヌよ。この星の王として逃げ出す訳にはいかぬ。」
「・・・しかし、この生まれたばかりのマモル王子は・・・」
王妃ブルーサファイヤの腕の中ですやすや眠る赤ん坊の頭をそっとなでた。
「王妃よ。遥か遠く太陽系という所にオメガフレアという勇者が居ると聞いたことがある。第3惑星のテラ(地球)に向けて脱出ポットを放つのだ。」
「・・・はい・・・」
王妃は侍従サイボーグのメルを呼んだ。メルは特殊皮膚で出来ていてどんなものにでも変身出来るのだ。
「脱出ポットに変身して、マモル王子をテラに届けるのです。」
「王妃様、分かりました。」
メルが胸の前で腕をクロスさせると丸い揺り篭型の脱出ポットに変化した。
王妃はそっとマモル王子を揺り篭に置き頬を撫でると、自分の首にかけていたタキオニウムで出来た宝石がはめられたペンダントを王子の首にかけた。
「・・・強く育つのですよ。自分の信じる正しい道を進むのです。お母さんはいつも見守っています。」
王妃の涙が揺り篭の上を流れた。
マモル王子を乗せた揺り篭は地球に向けて発射された。小さな流れ星が流れるように・・・
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オメガフレアの必殺技ビッグバンフレアが炸裂するんだよ\(^o^)/
バーーーーンってw
サンシャインスパークはフラッシュの光で敵の目を見えなくする技w
どうなったのかな?地球で・お星様になって見えるの?ww
素敵なお話。最高ヽ(^o^)丿