第22話~さくら編~
- カテゴリ:自作小説
- 2012/05/23 22:17:47
~これまでのあらすじ~
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第22話 さくら編
バラバラになってしまった5人の選ばれし者達・・・・
さぁ、果たしてこの試練を抜けられるか・・・・?
さくら:とりあえず・・・・
この城に行けばいいのね!
さくらは城に向かって歩いて行った
すでに入口に立っていたので一分ぐらいで入ることができた
中は花だけでできていた
中央の扉の前に誰かが立っている、さくらに話しかけてきた
?:私は花の城の主、
ここから先には一歩も通さないよ
その人物の姿を見て驚いた、それは自分だったのだ!
でも、少し違うがフェアリーバージョン(変身前)の姿だった
髪は薄紫、瞳は葡萄色だった
それに髪の長さも違ってあっちの方が短い
さくら:あなたは誰?
なぜ私と同じ姿をしているの?
?:私はあなたの影
でも、名前はフラワ―
あなたの心の中の闇の実体が私なの
さくら:なるほどね、
自分自身との戦いってわけね
人には必ず闇の部分が存在する
フラワーは私が話し終わるのと同時に攻撃を仕掛けてきた
私は避けながら呪文を唱える
さくら:「我が光の力よ鋼となり剣となれ」
さくらの持っていた杖が剣に変わり始める
一見普通の剣に見えるが、全体が薄い桃色の光を放っている
さくらはちょうど自分に当たりそうだった剣をはじき返した
戦いながらフラワーが言う
フラワー:あなたは自分の力がなんなのか分かっていない
一人だけ人間の血が流れているという特別な存在
それにあなたがシルフのことをどう思っているか全部
何もかも知ってるのよ!
さくら:それで脅したつもりなの?
私がシルフをどう思ってるか言ってあげるわ!
鈍感で女の子の気持ちがわかってない人だけど
いざとなったら助けてくれるような大切な仲間よ!
フラワー:あなたの事をシルフがどう思ってるか知らないけど
あんな人達の所を抜け出して私たちの所へ来なさいよ
ここの方があなたの才能も秘められた力も伸ばせれるわ
さくら:あんな人達なんかじゃない!一緒にいて楽しい気分にさせてくれる大切な仲間よ!
フラワー:仲間なんて要らないのよ
いちいち気を使ったり助けたりなんてめんどくさい
一人でいた方が気楽だわ・・・・
さくら:本当にひとりで良いの?
誰もいないここでずっと孤独で居たいの?
孤独はどんな事よりも辛いことなのよ?
それを本当に望むの?
フラワ―:私はずっと孤独だったのよ!
人の心を読み、その人の姿になれるという能力のせいで
ここに何百年も一人でいたのよ!
そう、フラワーはずっと孤独だったのだ
そして長年孤独でいたため静寂の世界を好むようになってしまった・・・・
さくらは大胆な行動に出た
いきなりフラワーの手を掴むと
さくら:だったら、私と友達になろうよ!
それで、一緒に外の世界に行こう!
フラワー:無理に決まってるわ!
どうせ嘘なんでしょ!
さくら:私の心を読んだんだったら分かるでしょ?
私を信じて^^
フラワー:あなたのことは一応信用するわ・・・・
でも、私はココに縛られている
あなたには見えると思う、私をつないでいる鎖がね
さくらはその時、初めて気づいたのだ
彼女の体に金色の鎖が巻きついて城に縛り付けている・・・・
さくら:私がそれを断ち切って見せる!
「聖なる光よ我が願いにこたえ呪縛から解き放て!」
さくらが力の宿った剣で壊そうとしたその時、
白い色の炎が飛んできた
なんとか避けたがかなり早い
フラワー:これを断ち切ろうとすると
攻撃が飛んでくるのよ、だから不可能・・・・
その時、さくらはいいことを思いつきました
さくら:「聖なる力に浄化されし者よ!
今、目覚めの時!呼び名、シャドウ!」
光が現れ、そこからシャドウが現れた
陽炎のような姿ではなく少年のような姿だった
シャドウ:僕を呼んだ?
さくら:私の体に入って攻撃が当たらないようにしてほしいんだけどできる?
シャドウ:そんなことは朝飯前さ!
じゃあちょっと失礼するよ~
シャドウがさくらと一体化した
さくらは再び呪文を唱える
さくら:「聖なる光よ縛めの鎖を断ち切りたまえ!」
剣にさらに強い力が宿った
それで鎖を断ち切ろうとした時、やはり白い炎玉が現れた
だが、それはさくらを通り抜け、床に当たった
その瞬間役目を果たしたと思ったのかシャドウは消えた
さくらはフラワーに繋がっている十本の鎖を断ち切った
その途端、フラワーの本当の姿が現れた
髪は銀色で瞳はアクアマリンのような色だった
フラワー:鎖を断ち切ってくれてありがとう
私は自由になれました
さくらさんは私の恩人です
あなたの事をずっとお守りしましょう^^
さくら:ありがとう^^
とにかく扉の向こうに行きましょう!
二人は扉に近づき扉を開けた、その途端金色の光が辺りを照らした
~続く~
今回のさくらはいかがでしたか?
いつもとは違う場面が見れましたね^^
シャドウの能力を使って炎をよけることに成功しました
さぁ、次はシルフ編です!
次回も御期待下さい!
さくらめっさかっこいいwwww強いねwwww