✿主な登場人物✿
・麻生　美木・・・美人モデル。２０才の大学生。
・小泉　麻里・・・同じモデル。２０歳の大学生。美木の幼馴染
・赤塚　真・・・イケメンの大学生。２０歳。美木と幼馴染。
・滝川　龍二・・・イケメンで人気もの。２０歳。頭がすごくいい。
・新道　真由美・・・モデル。２０歳。真に気を持っている
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第九章「大好き？大嫌い？」

美木「龍二・・・・。」
声がうまく出せない・・・。どうすれば・・・・。
龍二「ごめん。いきなり困るよなっ・・・」
と龍二は笑って私を離した。
美木「え・・・あ・・・いや・・・。そんなこと・・・」
龍二「でも俺、本気なんだ。美木・・・。」
こんな優しい声で言われたら・・・・。
美木「・・・１日待って・・・・。」
ゆれちゃう・・・・。心が・・・。
龍二「わかった・・・・。」
私は屋上から離れた。
龍二「美木・・・。」

私は口をそっと押さえてしゃがみこんだ。
こんな気持ちになるなんて・・・・。真だけだと思ってたのに・・・。
麻里「あ・・・いた！何してるの！？早く戻って・・・！」
美木「麻里・・・。」
麻里「何・・・？」
美木「龍二が・・・好きになった。」
１日たたなくてもわかる。真の代わりは龍二だけ。
龍二が好きなんだ・・・・・・。
麻里「はぁ・・・！？バカじゃないの！？ふざけないで！！！」
とビンタされた。
美木「ま・・・り・・・・？」
麻里は半分泣いていた。
麻里「美木・・・龍二君を真の代わりにしないで！！」
麻里は走って帰った。麻里の空気がおかしい・・・・。
美木「麻里・・・どうしちゃったの・・・・？」
真の代わり・・・。確かにそうしようとしてた・・・・。
ダメだよね・・・。でもこの気持ちには嘘はない・・・・。

美木「ただいまぁ・・・・。」
私は龍二に電話をかけた。

PLLL.....

この音にすごくどきどきしてしまう・・・。
龍二『美木！どうした？』
美木「その・・・付き合っ・・・」
龍二『待って。俺が言う』
龍二の声はやっぱり優しい・・・・。
龍二『美木・・・好きだ。付き合ってほしい』
美木「はい・・・」
絶対真の事は忘れて幸せになってみせる。
龍二『よしゃ！！じゃあ明日から一緒に登校な！じゃ！』
美木「え！！」
聞いてない！！・・・・でも。逆にいいかも・・・・。
私はその夜、んかなか眠れなかったけど次の日を迎えた。

龍二「よぉ美木！」
龍二は自転車に乗って迎えにきてくれた。
美木「りゅっ・・・龍二・・・。」
ちょっとこのまま行こうとするのは・・・。
龍二「よいしょっ！」
美木「え！ちょっ・・・！！」
龍二は私を抱っこして後ろに乗せた。
龍二「よし！じゃあいくぞー！」
大きな背中・・・温かい胸・・・。
すごく頼りになる・・・・。私この人に一生ついていこう。
美木「うん！行こう！！」
私・・・この人のことやっぱ好きかも・・・・・。
龍二「しっかりつかまってろよー！」
美木「うん！！ってあれ？道違うくない？」
龍二はニカっっと笑って言った。
龍二「サボりだ！美木今日は楽しもう！！」
龍二・・・・・・。
美木「龍二・・・。なんで・・・？学校行こう・・・」
龍二「いいから！！」
と龍二が向かったのは美しくて大きい木だった。
美木「大きい！！」
龍二はフッと笑っていった。
龍二「美木に似てるだろ？」
美木「え・・・？」
龍二「美木は美しいだけじゃなくて大きくて強いじゃねーか」
そこまで考えてくれてたんだ・・・・。
美木「そんなことないよ・・・。」
龍二は私の隣へ来ていった。
龍二「今日辛そうな顔してたしな。この木を見せたかった。」
美木「龍二・・・。」
私・・・やっぱこの人が好き。大好きだ・・・・。
龍二「これからもこんな木のように生きてほしい。俺のそばで」
美木「うん・・・。約束する。」
私は指きりげんまんをして、お互い約束した。
『これからもずっと一緒』だと。
龍二「あははは！この木偶然見つけたんだ。俺が辛いときにたまたま見つけて・・・」
美木「え・・・・？」
龍二「んでこの木を見た後に大雨の日に立ってる美木を見つけたんだ」
そうだったんだ・・・・・。
龍二「この木に似てる・・・そう思った。そして俺は君に恋をした。」
美木「そっか・・・。」
私も龍二を見たときすごく不思議な思いをした。。。
きっとあれは運命だったんだろうなぁ・・・・・。
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第十章へ続く・・・・。

※実話ではありません。