Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


美しい木と共に。 #7

✿主な登場人物✿
・麻生 美木・・・美人モデル。20才の大学生。
・小泉 麻里・・・同じモデル。20歳の大学生。美木の幼馴染
・赤塚 真・・・イケメンの大学生。20歳。美木と幼馴染。
・滝川 龍二・・・イケメンで人気もの。20歳。頭がすごくいい。
・新道 真由美・・・モデル。20歳。真に気を持っている
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第七章「ビニール傘と男」

美木「あれ・・・返さなきゃ・・・・。」
私はこの大雨の中、大学の前で待っていた。
来ないと思うけど待ってるだけでこの悲しい気持ちをまぎらわす気がする。
すると、前から足音が・・・・・。
美木「あ・・・・。」
あの男性だった・・・・。
龍二「どうしたの?大雨なのに・・・!風邪引くよ?早く学校へ・・・」
私はこの男性の傘をさしてきていたから、傘を持ってなかった。
美木「あの、この傘ありがとうございました。少し元気になれました・・・」
と私はちょっと微笑んだ。
龍二「君は笑った顔のほうが似合うね。ずっと笑ってな・・・。ほらハンカチ。」
私は微笑んでる裏に涙を流していた・・・・。
美木「あっ・・・すみません・・・・。なんかいも・・・。ないてませんから・・・」
というと頭をポンと叩いて男性は言った。
龍二「俺の名前は滝川龍二。会いたくなったり頼りたかったらここに電話して」
と頭をクシャクシャなでて、傘を私に渡した後、かえっていった。そして
後ろを振り返った。
龍二「その傘、返さなくっていいからね^-^」
その笑ったときの顔がすごく、素敵で心が少し揺れてしまった。
今の気持ちの私にはズルイ態度だと思った・・・・。
美木「滝川・・・龍二・・・・君・・・・。」
私はその連絡先をずっと見つめて棒立ちをしていた。
そして6時頃・・・・・。

美木「温かかった~!お風呂気持ちいいなぁ~・・・。」
とお風呂上りにソファに座って寝転んだ。
そして私はそっとアドレスの書いた紙を眺めてた。
美木「電話・・・してもいいよね・・・・?」
この寂しいときに・・・・。頼るのはずるいけど、でも・・・・。
このままだと寂しくておしつぶされそうだから・・・・・。

PLLL......
龍二『もしもし?電話ありがとう。なんかあったの?』
龍二の声が、優しくてすべて包んでくれるような声だった。
美木「あ・・・あの・・・。今日はありがとうございました。本当に。」
龍二『君・・・名前は・・・・?』
美木「美木・・・美しい木と書いて美木です・・・・。」
と私は言った。すると龍二君は・・・。
龍二『ふーん・・・。いい名前だねっ。美木」
美木「あ・・・ありがとうございます。」
なんか・・・真の声に似てるかも・・・・・。
龍二『敬語じゃなくていいよ^^あと龍二って読んで』
美木「あ・・・うん・・・わかった。」
龍二声・・・。すごく落ち着く・・・・。
龍二『美木はさ、今日なんかあったの?』
美木「え・・・・?」
龍二『泣いてたからね・・・なんかあったのかなーって』
やっぱ気付いてたんだ。。。。
美木「あぁ・・・男でちょっと問題が・・・・。」
龍二『あー。そんな感じか・・・。なんかあったら俺に寄りかかっていいからね』
そんな言葉を聞くと、すごく心が温まって頼れる存在だった。
美木「ありがとう・・・・・・。じゃあきるね!」
といって私はきった。

この龍二という男の声を聞くとすごく落ち着く。
なんだろう・・・ここが私の居場所かなって思っちゃう・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第八章へ続く・・・・。

※実話ではありません。

アバター
2012/05/21 17:52
続ききになります(^0^)
アバター
2012/05/21 10:13
話せるよ




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