キンキンキラキラ〜金環食〜〜ヽ(^。^)ノ
- カテゴリ:日記
- 2012/05/21 00:33:16
いよいよ今日
今回金環食が起きる時間は?方角は?何分ぐらい続くの?
場所によってかなり違いますが、国内では部分食の開始が
2012/5/21の朝6時10分から20分頃、
日食が最大になるのが7時20分から35分頃、
部分食終了が8時40分から9時5分頃です。
金環食は最大食の前後数分間だけ見られ、中心食線(日食帯の中心部)付近での金環食の継続時間は最大で5分程度。中心食線から離れるほど偏ったリングになり、継続時間も短くなります。最大食時の方角は全国的にほぼ真東。高度は九州で25度~東北南部で35度前後です。
金環食は部分日食と同じく、肉眼で直接見ることができません。安全に見るためには日食グラス(日食メガネ)などの減光フィルターを使って見るか、ピンホールや望遠鏡によりスクリーンに投影して見る必要があります。失明覚悟で無理に裸眼で見たところで、太陽の隠れていない部分が明るすぎ、欠けている形は分かりません。
残念ながら金環食は皆既日食のように空が真っ暗にはなりませんし、コロナを見ることもできません。太陽の光は非常に強力で、光球(太陽の表面)がほんの一部見えているだけでも空を明るく照らしてしまうのです。とはいえ、東京都心での最大食分(欠ける大きさの割合)は約0.97。面積でいうと90%近く隠れます。辺りがほんの少しだけ暗くなっていることは、誰でも十分に感じられるでしょう
なんで皆既日食と金環食が起きるの?
太陽は月の約400倍の直径を持つ天体ですが、偶然にも地球から月の約400倍離れたところにあり、見かけの大きさがほぼ一緒です。ただし、月の軌道は真円ではなく、地球を周回する間に見かけの大きさが10%程度変化します。地球の軌道もわずかに楕円なので、太陽の大きさも3%程度変化します。月が太陽より大きく見えるのは、月が平均軌道よりもだいぶ地球に近い位置にいるときだけで、太陽・月・地球が完全に一直線になった場合、その半分以上の機会で金環食となります。
そんなに大騒ぎしなくてもまた見られるんじゃないの?
確かに、金環食も皆既日食も世界的に見れば多いときは数年に数回観測できます。しかし、日本国内で見られる金環食は1987年の沖縄以来。本州だと実に1883年以来であり、次に見られる金環食は2030年(北海道)、その後は2041年(若狭湾~伊豆半島)と、非常に珍しい現象であることに変わりはありません。まして日本のこれほど広い地域で金環食になることは滅多になく、アメリカ・中国・台湾も合わせると、なんと約2億人もの人が金環食帯の中にいることになります。後世に語り継がれる歴史的天文ショーになることは間違いないでしょう。後で後悔しないように、しっかり楽しんでおきたいものです!
ちなみに直近の金環食は、来年(2013年)の5月10日、オーストラリアで見られます。しかもオーストラリアでは、今年(2012年)の11月14日に皆既日食も見られます。2年連続で皆既日食→金環食とは…広い国土で確率が高いとはいえ、実にうらやましい限りです。
2012年って金環食以外にも何か天体ショーは無いの?
2012年には金環食の他、6月6日に金星が太陽の前を横切る金星日面通過という大イベントがあり、日本全国で午前7時頃~お昼1時頃の約6時間観測できます
前回は2004年に起きたのですが、次回地球上のどこかで見られるのはなんと2117年
今年を逃すと今生きているほとんどの人は二度と見ることが出来ません
実は日食よりもずっとレアで絶対に見逃すことの出来ない歴史的天体ショーなのです
金星の見かけの大きさは太陽の1/30程度しかなく、日食グラスで見るのは難しいだろうという話もあるのですが、2004年の時にはハッキリ見えたという報告が多数ありました
金環食が終わった後も何にせよ、日本全国で6時間もの間観測でき、時間にだけは余裕があります。
また、8月12日早朝には木星と月の超大接近(満月直径の半分未満の離角)、8月14日早朝には月による金星食があり、さすがに望遠鏡がないと観測できませんが7月15日の日中には月による木星食もあります。日本では見られませんが11月14日にはオーストラリアで皆既日食もあります
2012年は太陽・月・惑星による天文ショーの当たり年
国立天文台 金環日食について・見かたや時間
http://www.annulareclipse2012.com/
肉眼で・・・ 雲の谷間だったけど 感動しましたよ^^