第20話~ふたたび登場!~
- カテゴリ:自作小説
- 2012/05/20 21:33:45
~これまでのあらすじ~
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=346994&aid=40417340
第20話
地割れが止んだ、洞窟の中から何かが出てきた・・・・
デッカイ赤鬼が出てきた!?
洞窟の穴ぐらいの大きさ、一メートルぐらいだろうか・・・・
赤鬼:フウインガトカレタ・・・・
コレデジョウオウニシカエシガデキル・・・・
シルフ:女王様は俺たちが守る!
お前たちなんかに指一本触れさせはしない!
赤鬼:ナマイキナワカゾウダ
オマエタチナンカニナニガデキル!
リーフ:僕たちは選ばれし勇者だ!
子供だからって甘く見ない方が良いよ
赤鬼:ワタシノジャマヲスルノナラ
ケシサッテヤル!
赤鬼が背中に背負っていた棍棒を取り出し振り回した
私たちは避けたけれどスピードがかなり早い
これではすぐ疲れてしまうだろう・・・・
ホノオ:これじゃきりがない!
一気に決めよう!
私たちはホノオの言葉に素直に頷き
呪文を唱える
ホノオ:「聖なる炎が悪を焼き尽くす!」
アクア:「聖なる水が悪を打ち砕く!」
リーフ:「聖なる大地が悪を砕く!」
シルフ:「聖なる風が悪を切り裂く!」
さくら:「聖なる光が浄化の輝きを放ち悪を浄化する!」
5人の力が一つになり黄金色になる
鬼めがけてその力は飛んで行った、だが・・・・
浄化することができなかったのだ!
さくら:嘘でしょ?!
なんで浄化できないの?
鬼:ワタシハセイナルチカラをウチケスコトガデキル・・・・
シルフ:じゃあどうすれば・・・・?
そうだ!いい方法がある!
シルフがさくらに何か耳打ちした
さくらは不安そうな顔で頷いた
呪文を唱え始める
さくら:「聖なる力に浄化されし者達よ!
今、目覚めの時!呼び名、デビル!デス!
さくらの目の前に何かが陽炎のように現れる
やがてそれはくっきりとした輪郭になった
忘れもしない・・・・デビルとデスだった
でも、前のような邪悪なオ―ラは放っていない
代わりに聖なる光のオ―ラを纏っていた
デビル:これは一体・・・・?
俺たちは浄化されたはずだが・・・・
デス:さくら、シルフ、久しぶりだな
見ないうちにずいぶんと変わったんじゃないか?
大人になったんだな
口調も昔と全然違くなっていた・・・・
さくらは二人に、
さくら:あなたたちの力が必要なの
前のような闇の力は出せる?
デビル:当たり前だ
オ―ラは変わっても属性は変わらない
シルフ:よしっ!
みんな!集まってくれ!
シルフが皆を呼び6人に何かを話している
やがて全員がゆっくりと頷いた
5人が鬼に猛攻撃を始める
鬼は5人に気を取られている
その隙にデビルとデスが背後に回る
デスがデビルに力を借りて能力を発動する
デス:「我が能力でお前の力を無効にする!」
デスが鬼に向かって鎌を振り下ろす
鬼の能力が今、無効になったのだ!
さくら:デビル、デスありがとう!
さぁ今度は私たちの番だよ!
ナイトがくれた力を使って!
さくらがパワーを全開にする
4人がさくらに力を送り込む
そしてさくらが呪文を唱える
さくら:「遥かなる時間、果てしなき空間
輝く生命、そしてすべての感情、知識、意思が集まり
邪悪な者を聖なる者へと変える!」
さくらの杖から赤、青、緑、白、ピンクの花びらが飛び出す
その花びらは赤鬼を包み聖なる魂へと変えていく
そして赤鬼は分裂して5人の杖の中におさまった
その瞬間、さくらはバタリと倒れてしまった
慌ててシルフが駆け寄ると・・・・
シルフ:気を失っているみたいだ・・・・
デス:あの技はとてつもなく疲労するのだろう、
もし次用があったらいつでも呼び出してくれ
デビル:俺たちにもちゃんとした力は一応あるからな^^
そう言い残すと二人は消えていった
リーフ:なにはともあれ、無事でよかったです^^
ところで火山の噴火が止まってますよ?
ホノオ:きっと赤鬼が倒されたからだろうな
アクア:あいつは手強かったな・・・・
次からはあんな風に強いやつが出てくるのか・・・・?
4人の間に沈黙が走った
シルフ:とりあえず山を降りようよ
そういいながらさくらを抱くと下って行った
みんなもその後に急いでついて行ったが
誰もが思っていたことは、
これからは絶対に一筋縄では行かない・・・・という事だった・・・・
~続く~
今回は新たな呪文が出てきました!
あれは邪悪なものを聖なるものへと変える呪文で
5人そろわないと使用不可能!(特にメインのさくらw)
次回もお楽しみに!
デビルとデスが相当良いやつになってるしwwwwwww
って言いたい所だけど、大丈夫!?