✿主な登場人物✿
・水本　絢音（みずもとあやね）・・・美人で心優しい子。アメリカに住んでいた。
・野沢　奈央（のざわなお）・・・絢音の幼馴染で友達思いの強い子。
・高木　亮（たかぎりょう）・・・イケメンでクラスの人気もの。絢音の幼馴染。
・皆元　亮太（みなもとりょうた）・・・イケメン。意地悪。絢音の幼馴染。
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第十七章「電話」

PLLL....

絢音「ああ・・・ごめん電話だ・・・」
私はケータイを手に取った。でも・・・そこに書いてた名前は
『亮』だった・・・・・。
勇気「誰から？まさか・・・」
私は後ろにケータイを隠していった。
絢音「なんか海行きたくない！？つまんないしぃ・・・」
あきらかカラ元気と分かる仕草だった・・・・。
こんなの・・・中学生に似合わないよ・・・。
でもそんな私を勇気はバカにせず、海へ行ってくれた。

絢音「綺麗だねー！海はどこでも綺麗のかな・・・」
海・・・。海は私と亮がはじめて両思いって確信し場所じゃん・・・。
なにしにきてんの・・・私ってば・・・・・。
勇気「絢音・・・辛いことがあるんだろ？全部言えよ・・・俺に・・・」
勇気の横顔はやっぱり亮にしか見えなかった・・・・。
絢音「亮・・・・。」
勇気「そっか・・・忘れられないんだ・・・亮君の事・・・」
私は思わず、たてに首をふってしまった・・・。
絢音「海に来たのも無意識だけど、亮への意識かも・・・・」
勇気には最悪なことをしてる。でも・・・・。
絢音「やっぱ付き合えないよ・・・。亮が頭から」
勇気「俺さ・・・！一生大事にする・・・誓うから。」
といって私を抱きしめた・・・・。そのぬくもりはやっぱり亮で・・・。
絢音「う・・・ん・・・・」
つい受け入れてしまうような温かさだった・・・・。
自分でも思う・・・。最低な女だと。でも・・・・奈央と亮の関係にたえらんない・・・。
ミラ「あら・・・？あの２人・・・抱き合ってますの・・・？マリー・・・」
マリー「ミラ様・・・付き合ってるようですわね・・・どうしますか？」
ミラ「潰すに決まってるでしょう？」

翌日。私は学校へ向かった。
絢音「ルル！おはよう・・・！」
ルル「絢音・・・あんたなんでやったの！？あれほど・・・言ったのに・・・」
ルルは私の手をひっぱって教室へ向かった・・・。
そこには・・・・。

絢音「退学処分ですって・・・・？」
もしかしたら・・・ミラ・・・！？
勇気「絢音・・・・」
絢音「勇気・・・！！」
勇気「わかれよう」
絢音「えぇ！？」
すごくショックだった・・・。私のアメリカからの帰国の理由は
叔母の死なんかじゃない・・・すべて・・・このせいなんだ・・・・・。
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第十八章へ続く・・・。

※実話ではありません