Nicotto Town



アンブロークンアロー

読み損ねていた戦闘妖精・雪風の第三巻読了。この本から読み始めると何が何だか分からないと思う。
「戦闘妖精・雪風<改>」「グッドラック 戦闘妖精雪風」を読んで、この本を読むことで話が理解できる。
人間、機械、ジャムという意識を持ったもの達のそれぞれの認識の違い・・・相手を理解するということの困難さ。
哲学的なテーマを、時間空間を変転させて物語は展開する。まさに神林長平さんならではの思索の変転、認識の変転、世界の変転。
ラストのカッコ良いシーンに痺れるのは、僕だけではないだろう。

ここで描かれる世界が好きな人にはたまらなく魅力的なSFである。
SF(サイエンス・フィクション、空想科学小説)ではなく、SF(スペキュレーティブ・フィクション、思索小説)であるといった方がいるが、まさに正鵠を得ている。
伊藤計劃さんのSFもこのような思索的な要素がある。伊藤さんにはもっと作品を出して欲しかったのに夭折が残念。


アバター
2012/05/16 18:36
>カトリーヌさん
第三巻が特殊です。原作は、アニメやマンガにもなったので難しくはないと思いたい^^
アバター
2012/05/15 23:51
う~ん、まだ読んでないけど、
ストーリーが難しそうな感じだけど、興味津々・・。
書店で探して見ます・・。






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