恋模様。 #10
- カテゴリ:自作小説
- 2012/05/10 01:19:03
✿主な登場人物✿
・水本 絢音(みずもとあやね)・・・美人で心優しい子。アメリカに住んでいた。
・野沢 奈央(のざわなお)・・・絢音の幼馴染で友達思いの強い子。
・高木 亮(たかぎりょう)・・・イケメンでクラスの人気もの。絢音の幼馴染。
・皆元 亮太(みなもとりょうた)・・・イケメン。意地悪。絢音の幼馴染。
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第十章「別れる時」
絢音「・・・・・やっぱ別れよう」
決断した。だって・・・奈央の涙・・・。見てられないもん・・・。
私は亮にメールを送った。
『別れよう』と。私はその一言だけメールに書いて、アメリカ行きの
荷造りをしていた。
すると、すぐに亮から返事か帰ってきた・・・。
亮『どういう事だよ!今すぐ行くから待っとけ!!』
亮・・・!亮・・・!もう・・・あったらダメだ・・・・。
気持ち・・・おさえられなくなる!!!!
私はすぐに出て行く準備をして近くの公園へ行こうとした。
でも・・・。ドアの前には・・・・。
亮「絢音・・・・!」
遅かった・・・。亮は汗だくで私の前にいた。
絢音「亮・・・・」
亮はいきよく私を抱きしめた。その腕はすごく強くて、まるでその腕が
すべて言ってるように感じるほどだった・・・・・。
「離さない。行くな。」・・・・と。
でも私はその腕をふりはらって言った。
絢音「やめてよ!もう亮にはあきたの!!!」
最低だけど、こういわないと・・・・。あきらめてくんないし・・・。
亮「そんな顔してない。辛そうだし・・・。奈央のせい?」
亮はなんでそんな分かるの・・・?
絢音「そんなんじゃない!ただ・・・亮に!!!」
私は頬をぬらしていた・・・。自然に涙が溢れる・・・・。
この先の言葉がいえないほどに・・・・・。
亮「別れない!離さない・・・・。」
そういってまた抱きしめてくれた・・・・。
その腕は温かくて、たくましくて、優しくもあった・・・・。
そんな腕を私はふりはらう気力もない・・・・。
絢音「うっ・・・・。りょ・・・・う・・・」
私はまた、亮のぬくもりに甘えてしまっていた・・・・。
亮「絢音、なんで?気にするなっていったじゃねーか・・・。」
そう辛そうにつぶやいて、また抱きしめてる腕が強くなった・・・・。
絢音「うん・・・・ごめん・・・ごめんなさい・・・・。」
奈央「何してるの?」
この声・・・・・。
絢音「奈央・・・・!」
奈央は私たちのほうへ歩いてきた。
奈央「何してるの!?亮・・・!何してるのよ!!!!」
亮「抱きしめてるだけだろ!?彼女だからあたりまえだろ!」
とはっきり、きっぱり言ってくれた・・・・。
奈央「・・・・!私にもそれ言ってよ・・・・ねえ!亮!!!」
そういって奈央は亮の服をつかんだ。
亮「いわねーよ!友達なんだから!!」
亮・・・・・・・・・!それは・・・・・・!!
絢音「奈央・・・・」
奈央「同情とかやめてね・・・。もうわかったの。ふってくれてありがとうね」
と涙をこぼしながら言った。
亮「奈央・・・・ごめんな・・・・」
奈央はそのまま帰っていった・・・・。
絢音「亮・・・・。」
亮「さ!これからも幸せにするからなぁ!!!」
絢音「うん!」
私は満面の笑みで言った・・・。
そして・・・。優しく、キスをした・・・・。
でも、この先あんなことがおきるとはまだ・・・・・。
誰もしらない・・・・・。
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第十一章へ続く・・・・。
※実話ではありません。