Nicotto Town


なんとなく猫まみれ


青の時代(コーデの記録)


少し前に、NHKの教養番組でピカソの特集をしていたのを
ふと思い出してコーデしてみました。^^
 
 
以下、番組より。
 
ピカソの10代の頃からの友人でカサヘマスという青年が居ました。
ピカソにとっては親友と呼べる存在だったようで
19歳のときにパリで開催された万国博覧会に絵を出展する時にも
ピカソに同行してしばらくパリで共同生活を送っていました。
パリのあれこれを教えてくれる現地の友人達とも交流し、楽しく過ごしていたのですが
その中にジェルメールと言う若く美しい女性が居ました。
カサヘマスはそのジェルメールにぞっこんになり
幾度と無くアタックしたものの、適当にあしらわれるばかりで
彼の想いは叶いませんでした。
次第に精神的に追い詰められていくカサヘマスを心配して
ピカソは半ば無理矢理、カサヘマスを連れて郷里のスペインに戻り
ジェルメールと引き離します。
それから少し後、ピカソは用事が出来て
しばらくの間カサヘマスの側を離れ、旅に出ることになりました。
ピカソの不在の隙を突いて、カサヘマスは再びパリに舞い戻り
かつての仲間達とカフェで談笑中、突然銃を取り出し
ジェルメールに向けて発砲します。
ジェルメールがばったりと床に倒れて動かなくなるのを見ると
今度は自分自身のこめかみを撃ち抜いて絶命したのでした。
実際にはジェルメールに発砲した弾は彼女に当たっておらず
ジェルメールのとっさの機転で死んだふりをしていただけだったのですが・・・。

旅先でカサヘマスの悲報を聞いたピカソは
大変なショックを受け、その後しばらくの間アトリエにこもって
棺に横たわりこめかみに銃創のあるカサヘマスの絵を描き続けます。
何枚も、何枚も、来る日も、来る日も・・・。
最初は普通の色使いであった絵は、
何枚も何枚も描き重ねるうちに、次第に青く、青く、
より青く深く沈んだ色合いに変わって行きました。
これが、ピカソの青の時代と呼ばれる時代の始まりだそうです。
青の時代はこの後3年余り続きました。

青の時代の青は
ピカソ自身の心の色であったのかな。
大切な友人を失った悲しみや喪失感、
何も出来なかったと言う無力感、側に居てやれなかったと言う罪悪感
そういった気持ちを深く沈んだ青に託して吐き出し続けたのかな、と思うと
なんだかいたたまれない気持ちになるのです。
  
 
 
 
 
*わたし自身は、カサヘマスのような人間は人間としても男としても大嫌いです。
 
 

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2012/05/17 15:02
ゆかりさん♪
コメント&コーデをお誉め頂きありがとうございます♪
はい、わたしも美術の事とか全然詳しくないので
番組で初めて知った話です〜。
ピカソと言う人物に対しても格別イメージとか持ってなかったのですけど
こんなにも友人を思っていたというのが、やはり意外な気がしました。
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2012/05/15 23:12
ピカソの “青の時代” にそんな裏話があったなんて、知りませんでした。
大切な親友を失ったら...私だったら気が狂いそうですね><

ピカソのエピソードに絡めての、タビィさんのコーデは素敵ですね^^
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2012/05/14 16:48
ジョシィーさん♪
コメントありがとうです^^
わたし自身はピカソの絵はほとんど興味も無かったのですけど
たまたま番組を観て少し興味を持ちました。
機会があったらぜひ見に行ってみたいです♪

美月たん♪
ありがとう~~^^
確かにこのショートヘア、ちょっとパリっ子ぽいね♪
青の時代って言葉だけは知ってたけど
その理由を知ると、作品への見方も変わってきますね。

あやめさん♪
あはは、わたしらしいですか~~。(笑)
うん、だって嫌いなんだもん。><
正直、ピカソの絵にも人物にもあんまり興味なかったんですが
ちょっと興味が湧いてきました♪
時代時代ごとの作風とピカソのプライベートが
どうリンクしてるか見るのも楽しいかもしれませんね。^^

lapoさん♪
コメントありがとうございます。
色んなお話をご存知なんですね。
いずれにしても、身勝手な人というのは
見聞きするだけでも嫌な気分になりますね。

たまさん♪
お褒め頂き嬉しいです~❤
絵画って、ただ見るだけだと単なる絵だけど
色々な背景を知ってから見ると味わい深いですよね。
パリジェンヌだなんて嬉しいです~~^^
この髪型、リアではなかなかここまで短くするのは難しいので
ニコタで堪能しています。(笑)

たまゆらさん♪
ありがとです~~❤
たまゆらさんの好みにハマれて嬉しいです^^
うんうん、絵画の背景を知って初めて
本当の意味でその絵画を鑑賞出来るような気がします。
宗教画なんかも、聖書の内容を知らなければ
まったく意味不明ですしね。
そかそか、単に悲しみを吐き出す作業と言うよりは
その悲しみを浄化する為に絵を描き続けたと考えると
なんか胸にすとんと落ちました。納得納得♪

琉嘉さん♪
お褒め頂きありがとうございます^^
いやいや、人物名なんかはうろ覚えだったので
グーグルで確認したりしましたよ^^;
ピカソと言う人物が一般的な意味で良い人かと問われると
うーーーーん><って感じですが
友人を大切に思う気持ちだけは一途だったみたいですね。^^
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2012/05/13 00:36
すごい!ピッタリのコーデですね~。
番組の内容をこんなに詳細に覚えているダビィさんもスゴイです!
ピカソ良い人ですね(ρ_;)
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2012/05/12 11:57
コーデの色合いがとっても素敵〜!
しかもちゃんとエピソードを絡めてるところがすばらしい(こういうの、大好き♡)。

言葉としては知っていても、青の時代にそんなエピソードがあったとは…。
何か不幸な出来事があったみたい、ということしか知りませんでした。
自分自身、青系の色が好きなので哀しみそのものよりもそれを浄化(とはいわないか^;)しようとしてる過程みたいなイメージを持ってしまうんですが。
ピカソの絵はあまり実物を鑑賞した記憶がないのですが、特に青の時代の絵は一度じっくり見てみたくなりました。

カサヘマスのような人、すっごくダメなやつだと思いますが、私はそういう男の人を「可哀想!」って思ってしまう傾向にあるようです。これからは気をつけようと思ってますけどね(笑)
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2012/05/12 08:22
なんとも悲しいお話ですね

青の時代。。残された者の悲しみ、無念さが伝わってきます。
絵画の背景を知るとより深く味わえますね

先に美月さんもおっしゃってますが、
ベリーショートと水玉がパリジェンヌのようでオシャレですね^^
フランスギャルやシルヴィ・ヴァルタンのような雰囲気でかわいいです!
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2012/05/10 13:48
民話に出てくるような話しですね・・・。
毒をしこまれたりんごが歯に挟まった話しを
思い出します。りんごが取れて息を吹き返し
た話しだったと思います。
ジュリオの話しも思い出します。
勘違いから起きたこのような事件は悲しくな
りますね。
恋愛を抱いた女性に発砲という話しはサス
ペンスドラマではしょっちゅう出てくる話しで
作り物とはいえ、こいつ何してるんや!って
頭にきます・・・。
作り物のサスペンスドラマは見るのをやめら
れないんですけどね。
りんぐ0(バース)で最後に義理の父親が貞
子になたを振り下ろして井戸に入れるシーン
を見て吐き気がしてくるくらい苛立ちました。
やはり、抹殺しよう的な思いというのは許せ
ませんね・・・。
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2012/05/10 10:55
(^^;最後のトドメの一言が、姐さんらしい~~~(笑)
それは、さておき…

ピカソ自身の恋愛話とかは、よく聞いたりしましたが、
この話は知りませんでした。
これが、キッカケの青の時代と呼ばれるものだったんですね。
なるほど_〆(。。)メモメモ…大変勉強になりました。(笑)

青色は、好きですけど、濃くなるほどに何かセツナクなる色では、ありますよね。
限りなく黒に近づくというか…しかし碧い・・・
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2012/05/09 22:24
本当に絵のようなコーデ♪
ショートヘアに水玉ワンピがパリっぽくて素敵です。

「青の時代」にそんな複雑な背景があったなんて知らなかったです。。


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2012/05/09 21:09
青の時代のピカソの絵は好きです。
そんな話があっての青の時代だったのですね・・・悲しい話です;;
いろいろな画風を模索したピカソでしたが、一つ一つの期間はとても短いのに、青の時代が3年も続いたのは、その悲しみの深さ故だったのでしょうね・・・。




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