✿主な登場人物✿
・柊　桃（ひいらぎもも）・・・美人で最高のモテ女。楓と隼人の娘。
・中山　龍太（なかやまりゅうた）・・・イケメン。麻友と龍の息子。
・小中　美奈（こなかみな）・・・可愛い女の子。桃とは昔から仲良し。
・中山　正木（なかやままさき）・・・イケメン。龍たとは双子。同じく息子。
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最終章「進む運命」

あれから・・・。また何年かすぎて私は２０歳になっていた・・・。
このアメリカ生活がだいぶ慣れたし、楽しい。でも・・・・・・・・。
心の中になにかポッカリと穴があいた感じがする・・・・・。
私はこの心を癒そうと、久々に帰国する事を選んだ。あくまでもバレないように・・・。

桃「久々の日本で気持ちいなぁ～・・・・」
PLLL....

桃「あっ、美奈？うん今日本だよー！気持ちい！」
美奈ももう２０歳で幸せな家庭を持ってると聞いた。
美奈『ははは♪日本も捨てたもんじゃないでしょう？』
桃「うん！もうちょい故郷を散歩してから合流しようね！」
なにもかも戻ったみたい・・・。
美奈『うん＾＾了解！ゆっくりしてね❤』
プッ・・・ツー・・・ツー・・・。
そして私はある場所へいった・・・・。

桃「先生！」
新塚「あら！柊さんじゃない！どうしたの！？」
拓斗「桃ちゃん！」
２人は赤ちゃんを抱きながらビックリした表情でこっちをみている。
新塚「ねえ・・・時間ある？話したいことが・・・。」
桃「正木の事はやめてくださいね。なにも聞きたくないので。」
そして美奈との待ち合わせ場所へ向かった・・・・。

桃「お待たせ！」
美奈「ううん！それよりさっ、今日うちの旦那呼んでるの・・・いい？」
美奈の旦那さんかぁ・・・
桃「もちろんいいよやっとみれるよー❤」
そして何分か後にドアのあく音がした。
美奈「あっ、来た来た。こっちこっちぃ～♪」
そこで私が見た人・・・・。とは・・・。
龍太「待った？ごめんなぁ・・・。って桃！？」
桃「龍・・・・太？美奈！どういうこと！？何がしたいの！？」
美奈「違う違うㆀ本当に旦那なの☆龍太君も私を好きになってくれたみたいで・・・」
どういうこと・・・・？じゃあ・・・正木は！？
美奈「それでね・・・話したいことがあるの・・・・。」
桃「正木の話なんか聞きたくない！！！！」
正木まで結婚してたらどうしよう・・・！もう・・・嫌だ・・・。
美奈「正木・・・ずっと待ってるよ・・・桃の事・・・。」
龍太「でもどこにいるかわかんねーんだよなぁ？あいつ家でていっちまってさ」
家を・・・出た・・・の！？
桃「っ・・・・・・・。」
美奈「探せば・・・・？」
桃「もう・・・会わないって決めたから・・・・。それにそろそろアメリカに帰んないと」
そういってカフェから出て行った・・・・。
そして・・・私は自然に・・・。あの時の公園に来ていた・・・・。
そして・・・ブランコに座って思っていた・・・・。
今あったら・・・気持ちを押さえられない・・・・。

桃「もう嫌だよ・・・正木・・・会いたいよ・・・。会いたいよぉ・・・！」
すると私の前にフワッと何かが当たった。
正木「桃っ。ハッピーバースディ！おかえりって言ったらいいのかな？」
とバラの花束をもって照れくさそうに笑う正木・・・・・。
あの頃と変わらない笑顔で・・・・。
桃「正木・・・・・。」
正木「あの時いったじゃん。『お前を思う。』それだけでいいってさっ♪」
まっ・・・・・・正木・・・・・・！！！！
思わず私は抱きついて泣いてしまった・・・・。
正木「よかった・・・諦めなくって・・・。ったく～またせんじゃねーっつーの！」
桃「ごめん・・・ごめんね！正木・・・！」
幸せになれる・・・。なぜかその時、そう直感したんだ・・・・。
美奈「ったく、世話やかせんじゃないわよってねぇ～？」
龍太「でも良かった・・・桃の行く場所正木に伝えれて」
美奈「つかよくわかったわね。なんで？」
龍太「長年の付き合いですから♪なーんてなっ！さっ戻るぞ」
桃「正木・・・なんで場所わかったの？」
今思うと不思議だった・・・。
正木「美奈とかに聞いたんだよ！帰国したって」
あいつ・・・おせっかいなやつめ・・・。
桃「ふぅ～ん・・・。なんでバラなの？」
正木「バラ好きっていってたし。」
昔、私が言ったこと・・・覚えてたんだ・・・。
桃「ありがとう」
正木「ったくぅ・・・。もう離れんなよ？桃」
桃「うん！絶対に離れないから・・・」
そうこの正木の気持ちと・・・。バラの花束に誓った・・・。
このバラの花束や気持ちもそうかもしれない・・・・。
でも・・・。１番の君からの贈り物は・・・・。
君だということを・・・。今日はじめてしりました。
君からの贈り物・・・。一生大事にできると誓うから・・・。
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ＥＮＤ

※実話ではありません、番外編も書きます。