君からの贈り物。 #24
- カテゴリ:自作小説
- 2012/05/04 15:31:02
✿主な登場人物✿
・柊 桃(ひいらぎもも)・・・美人で最高のモテ女。楓と隼人の娘。
・中山 龍太(なかやまりゅうた)・・・イケメン。麻友と龍の息子。
・小中 美奈(こなかみな)・・・可愛い女の子。桃とは昔から仲良し。
・中山 正木(なかやままさき)・・・イケメン。龍たとは双子。同じく息子。
・相川 由利子(あいかわ ゆりこ)・・・新聞部の部長。理事長の娘。
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第二十四章「諦められない気持ち」
龍太「俺とは・・・何?」
龍太・・・・・・!
桃「龍太・・・その・・・」
声が出にくい・・・・。龍太と目があわせらんない・・・。
正木「龍太・・・」
龍太「俺昨日から考えてたんだよ。桃の事どーしようかなって。」
龍太・・・・・・・?
龍太「諦めようとしても・・・。気持ちがついていかねーんだよ・・・・。」
桃「龍太・・・・。」
龍太はうつむいていった。
龍太「そばにいるだけで?そんなん無理に決まってんじゃねーかよ・・・」
正木「龍太・・・・」
龍太「だって昔から俺は我慢してきたんだ。昔は・・・そばにいるだけでよかった。でも!」
今は・・・・・・・・ちがうんだね・・・・・。
龍太「お前らがヘラヘラしてイチャついてるの・・・見たくねーんだよ・・・。」
やっぱり・・・・。関係は壊すことになるか・・・。
桃「龍太・・・あのね・・・・!」
すると後ろから気配を感じた。
美奈「何してるの?3人で・・・。」
美奈だった・・・・・・・・・・・・。
龍太「あっ、話だな・・・・。すぐ行くよ。」
美奈「うん。待ってるね・・・。」
美奈は屋上へ走っていった。
龍太「じゃーな」
龍太もいってしまった・・・・。
新塚「あら?あなたたちは・・・」
え・・・?この声・・・・
桃「先生!?なんで・・・?」
新塚「なんとかクビは逃れれたみたい^^あなたたちのおかげよありがと」
先生・・・顔がまた輝いてるなぁ・・・・。
拓斗「せーんせ☆はい。コレ」
新塚「ありがとう。助かったわ。」
ふふっ^^仲もよさそうだしね・・・♪
拓斗「じゃ。」
新塚「ええ。」
拓斗は帰った。そしてクルッと先生は振り向いていった。
新塚「龍太君だけどね・・・。私の家の近くの公園で・・・悩んでたみたいよ?」
え?あの公園で・・・?
新塚「小さい頃の写真だったのかしら・・・?3人の子どもが写ってる写真を
握り締めていってたわ。『諦めなきゃいけないのに』って・・・・」
龍太・・・・!そこまで思いなやんでたの・・・?
新塚「まっ、龍太君もさ・・・なんがかんだ言っても・・・・全部柊さんのためよね」
桃「え・・・・・?」
新塚先生は微笑んでいった。
新塚「『あいつが笑えば俺はそれだけでいい』なーんて前にも言ってたけど?」
っ・・・・・・・・・・・!!!!なんで・・・?いまとは逆じゃない!
正木「やっぱ・・・・。龍太も辛いんだよ・・・。俺も悲しかったし。あの時」
最低だ・・・私・・・。傷ついてないの・・・私だけじゃん・・・。
もうこの際・・・この2人とは付き合っちゃいけないのかもしれない・・・・。
2人の関係を壊さないためにも・・・・。私が・・・傷つかなきゃいけないんだ・・・。
桃「正木・・・・別れよう」
正木「・・・・・は?」
私はそれだけを告げて教室へ帰っていった・・・。
それから私は、あの2人には二度と会っちゃいけないと思って
アメリカへ引っ越した・・・。そして・・・・2年がすぎた・・・。
私はあの高校時代・・・『別れよう』と告げて逃げた最悪の女だったんだ・・・。
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最終章へ続く・・・・。
※実話ではありません、番外編も書こうと思います。
最終章気になります