✿主な登場人物✿
・柊　桃（ひいらぎもも）・・・美人で最高のモテ女。楓と隼人の娘。
・中山　龍太（なかやまりゅうた）・・・イケメン。麻友と龍の息子。
・小中　美奈（こなかみな）・・・可愛い女の子。桃とは昔から仲良し。
・中山　正木（なかやままさき）・・・イケメン。龍たとは双子。同じく息子。
・相川　由利子（あいかわ　ゆりこ）・・・新聞部の部長。理事長の娘。　
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第十九章「どっち？」

桃「・・・・・・。」
痛い・・・胸がずっと痛い・・・・。
龍太「桃？どーした？」
いつもと同じ声、同じ顔でいる龍太を見てなぜか
一瞬で胸の痛みが消えた・・・。
桃「べ・・・別に？それより、なんの話したの？」
すると龍太はうつむいて答えてくれなかった。
美奈「龍太君」
み・・・美奈っ！！！！！
龍太「なんだ？美奈。」
桃「美奈・・・・」
すると美奈はまた龍太をひっぱって行こうとした。でも・・・。
聞きたい・・・・いや・・・聞かなきゃいけない！！！
桃「美・・・・！」
先生「柊さんっ！」
ゲッ・・・！せ・・・せ・・・先生ー！
桃「な・・・何ですか？」
先生はなぜか息切れしてた。
先生「ごめんなさい・・・。中山正木君が探してたわよ？」
正木・・・・が・・・・？
桃「はあ・・・。わかりました。行きます。」
後ろにいる２人を残して私は正木へ会いに行った・・・。

正木「あぁ！桃！！聞いたか！？」
あわてて私に問いかけた。
桃「何を？」
正木「やっぱり・・・。美奈と龍太の件聞いてないのか・・・」
美奈と・・・・龍太・・・？まさかっ！
桃「２人になんかあったの！？」
正木「付き合ったって知らない・・・・？」
付き合った・・・・？美奈・・・・・と・・・・？
桃「なにそれ・・・・・。」
好きって言ってくれたのに・・・・？嘘って事・・・？
正木「桃・・・？」
正木は・・・私だけを見てくれてる・・・・。
なのに私こっちいったりあっちいったりして・・・・。
バカみたいだったね・・・。もう迷わないっ！！！！！
桃「私たちも付き合おう・・・・正木」
決心した・・・。これで私の新しい一歩になるなら・・・・。
そう思ってもらったネックレスは・・・・捨てた・・・。
正木「マジで！！えっ！いいの！？」
正木はずっと聞いてきた。
桃「いいよ。ずっと・・・迷ってたからさっ・・・・。」
そういって私は微笑んだ。
心はぐちゃぐちゃだけど・・・・。
正木「本心じゃないだろ？」
桃「えっ？」
正木「でもいい！これからは俺が本当に俺が胸張って守れるし！」
正木・・・・・・・！
桃「守ってくれるの・・・？こんな私を・・・・？」
正木「あたりめーだっつーの！絶対守る」
っ！！！！！
この瞬間・・・私が今までで貰って嬉しいのは
『ネックレス』でもなく、『お金』でもなく１番嬉しいのは・・・。
『気持ち』だって気付けた・・・・。
美奈「桃・・・・」
桃「美奈・・・・・・！」
そこで私が見たものは・・・・・。
龍太が美奈に肩を抱いてはいってくる光景でした。
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第二十章へ続く・・・・。

※実話ではありません。