✿主な登場人物✿
・柊　桃（ひいらぎもも）・・・美人で最高のモテ女。楓と隼人の娘。
・中山　龍太（なかやまりゅうた）・・・イケメン。麻友と龍の息子。
・小中　美奈（こなかみな）・・・可愛い女の子。桃とは昔から仲良し。
・中山　正木（なかやままさき）・・・イケメン。龍たとは双子。同じく息子。
・相川　由利子（あいかわ　ゆりこ）・・・新聞部の部長。理事長の娘。　
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第十五章「説明」

桃「龍太が・・・なんで・・・」
美奈「桃っ、行ってきたほうがいいんじゃない？」
美奈の言う通りだ！行かなきゃ！！！！

また私はドアの前で盗み聞きしていた・・・。
龍太「はぁ！？付き合わないと正木が退学！？」
なっ・・・！龍太にまでそれを！？
理事長「ええ。それくらい好きなのでねぇ・・・」
とため息をつきながら言った。
美奈「はぁ？ど・・・いう事・・・？」
今回は美奈もいた・・・。
正木「龍太はまきこまないでくれますか？理事長。」
正木・・・・・。
正木「あと桃にも・・・手を出さないでください。」
理事長「それはどうかしら・・・・・」
次の瞬間『バンッ！』という大きい音がした。
正木「いやいや。手ぇ出したらマジで理事長でもぶん殴る。」
正木・・・・！そんな・・・なんで・・・・？私なんもしてないのに・・・・。
なんでそんな私のためにできるの・・・？なんで・・・・？
そう考えると自然に涙が溢れてしまった・・・。
美奈「桃・・・涙・・・」
そういってそっとハンカチを差し出してくれた・・・。
桃「ごめんね・・・ありがと・・・」
すると信じられない会話が聞こえた・・・・。
理事長「そう？じゃあ私の仕掛けた罠をくぐりぬけれるかしらね？」
正木「罠・・・だと・・・？」
理事長「秘密だけど・・・。その罠にはまらないようにしなさいね。」
罠・・・なんの事かさっぱりわかんない・・・・。
由利子「罠・・・って何・・・？ママ」
先輩！！！
理事長「由利子には関係ありません。下がりなさい」
由利子「桃は関係ないわ！やめてあげて！！！」
理事長「正木君を手に入れるため・・・よ？由利子ちゃん」
その声には私もゾクっとした・・・・。
メイド「由利子様、下がりましょう・・・・。」
メイドさんは優しい声だった・・・・。
正木「なんの罠かしんねぇけどさ・・・・。」
龍太「俺たちが・・・。」
正木・龍太「守ってみせる！」
っ・・・・！２人とも・・・・。
美奈「ふふっ＾＾愛されてるねぇ・・・・」
愛されてる・・・？私なにもしてないのに？
見返りだってできないのに・・・？そう考えたらまた涙が出た・・・・。
桃「ありがとう・・・ありがとう・・・龍太・・・正木・・・」
今はそう言うことしかできなかった私が惨めでしかたなかった・・・・。

美奈「ほら・・・もう教室ついたよ？」
私たちは教室へ帰っていた。その道中、イケメンにあった・・・。
拓斗「あれー？美女２人さんじゃ～ん！ラッキー☆この学校あったりぃ～！」
なに・・・この子・・・見かけない顔・・・・。
桃「あの・・・・・」
拓斗「俺は１年３組に転入してきやした相川拓斗でっす☆ヨロシクね！桃ちゃん❤」
なんで名前しってるの！？それに相川って・・・まさか・・・！！！
由利子「えぇ！？拓斗じゃん！！なんで？アメリカにいたはずじゃ・・・」
拓斗「姉ちゃん！いやぁ～母さんに誘われたんだよぉー可愛い子を紹介するって☆」
由利子「可愛い子ですってぇ？・・・・！ま・・・まさかあんたぁ！！！」
拓斗「予想通りの美人でしたよ☆柊桃ちゃん❤」
わ・・・・私・・・・！？
この時私はふと思いました・・・。
さっきの言っていた『罠』とはこのことじゃないかと・・・・。
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第十六章へ続く・・・・。

※実話ではありません。