☆月(Moon)
- カテゴリ:その他
- 2012/05/01 00:12:38
最も身近な天体である月は地球の唯一の衛星です。大きさは地球の約4分の1、重さは地球の81分の1くらいになり、他の惑星の衛星はと比べるとかなり大きなものと言えます。太陽系の衛星の中で5番目の大きさになります。
また、地球と潮汐力によって自転と公転が同期しているため、常に地球に同じ面を向けています。
①月の誕生
月がどのようにしてできたかは以下のようないろいろな説があります。
・親子説(分裂説、出産説、娘説):大昔、地球の自転は現在よりも速かったため赤道部の一部が飛び出してできたとする説。
・兄弟説(双子集積説、共成長説):原子惑星系円盤中のチリが集まり、地球と月は同時にできたとする説。
・他人説(捕獲説、配偶者説):地球の近くを通りかかった天体が、地球の引力に捉えられたとする説。
・巨大衝突説:地球に巨大な天体が衝突し、その破片からできたとする説。
現在では巨大衝突説(ジャイアント・インパクト説)が有力になっていますが、詳しくは不明です。
②月の神話
月は英語でムーンですが、ラテン語ではルナと言います。また、ギリシア神話では月の神アルテミスまたはセレネが登場します。
月の神アルテミスは太陽神アポローンの双子の妹です。アルテミスとアポローンは、ゼウス(木星)と女神レトの子供でもあります。また、アルテミスはプレアデス姉妹の主人であったりオリオンの恋人になりました。また、アルテミスは狩りの女神でもありました。そして、恋人である狩人のオリオンは兄アポローンの仕業で命を落としますが、アルテミスはオリオンを星にしました。
一方、月の神セレネは、太陽の神ヘーリオスの妹に当たります。ヘーリオスは、巨神族の長兄ヒュペリオンとテイアの息子で曙の女神エオスと兄弟です。
神話が多いのは、古くから身近な存在であったからなのでしょう。
暗闇に一筋の光を投げかける月、
日中うっすらと見える白い月、どちらも印象的です。
半分は極寒、半分は灼熱地獄になるとか、その間の部分は年中嵐だそうです
月って大事なのですね。
月のない地球の姿を想像するとちょっとさみしそうです。