ツアーバスに思うこと…。
- カテゴリ:ニュース
- 2012/05/01 00:06:50
ゴールデンウィークはじめの4月29日(日)未明~早朝。
関越自動車道で7名の方がお亡くなりになるという痛ましい事故が起きました。
たまたま衝突した場所が防音壁の始まり(端っこ)であったために、防音壁が車体に食い込み車両が大破。
被害者も車体左側に集中しています。
あと数m先でぶつかっていたら、浅い角度で側面を擦る感じになり犠牲者も無かったかもしれません。
事故などに「たら」「れば」はありませんが、お亡くなりになった方々のご冥福と、ケガをされた皆様の1日も早い回復をお祈りします。
さて、ここ数年、いわゆる「ツアーバス」と言うものに疑問を抱いています。
規制緩和に伴って格安の「ツアーバス」が普及しました。
東京⇔大阪が5,000円代と言うものもあります。
「ツアーバス」はいわゆる高速バスのような「路線バス」とは違います。
旅行会社が「○○ツアー」として「旅行」を企画し募集します。
利用者はその「旅行」に「参加する」と言うものです。
一般的にイメージする「バスツアー」は目的があり観光地に日帰りや宿泊を伴って行くイメージがあります。
「ツアーバス」はそれらと同じで、観光バスを貸切って行う旅行業法に基づく「旅行」であり、道路運送法で行う「路線バス・高速バス」とは異なります。
そのため、「ツアーバス」は「運賃」ではなく「旅行代金」となります。
また、路線バスとは異なり停留所の設置などの義務もありません。
この「ツアーバス」、最近は色々な問題が出てきて議論となっています。
国土交通省は「ツアーバス」と「高速路線バス」の統合を検討しているようです。
この論議は、「高速路線バス」が道路運送法の基に停留所の設置や運賃・時刻の届出など様々な規制や義務がある一方、「ツアーバス」はあくまでも「旅行」なので規制が非常にゆるいです。
高速路線バスの運行事業者からも不満が結構あります。
私が一番問題と普段から思っているのは、やはり料金面です。
通行料金や燃料代と言った物は削ることは出来ません。
運賃を安くする場合、結局、人件費にしわ寄せが来ます。
企画・旅行会社とバス会社間で運行や金額について契約を行います。
企画・旅行会社は少しでも安く契約しようとしてきます。
そのため、バス会社が契約金を高くしようとしても、「それなら他の会社にします」と言って叩かれてしまいます。
先の規制緩和で多くのバス会社が誕生することになり、企画・旅行会社がバス会社の足元を見てドンドン安く叩いてくるのです。
これは、数年前、中国道・吹田付近でスキーツアーバスが事故を起こし、同乗の乗務員が犠牲になった時にも問題となりました。
しかし、一向に改善されないのが現状です。
結局、バス会社やそこで働く乗務員にしわ寄せが来ます。
すべての会社がそうだとは言えませんが、「安さ」の裏に一番あってはならない「安全」が置き去りになっているのではないかと思います。
また、バス会社・乗務員に過度な負担が来ています。
そして、ひとたび事故が起きると「バス会社・乗務員の責任」として企画・旅行会社は責任から逃げてしまいます。
企画・旅行会社にも応分の負担や義務・規制をかける必要があると考えます。
◆追記
ちなみに、私は都市間の格安ツアーバスは利用したことがありません。
ツアーバスはスキーのときぐらいですかね…。
なぜなら夜行バスって昔から嫌いでした(>_<)
寝れないのもありますが、はやり事故が怖くて…。
少々値段が高くても信州へスキーに行く時も『急行ちくま』や『急行きたぐに』、シュプール号などよく使用しました。
(どれも、今はもうないですが…)
今でも少し値段が高くても、夜行列車(サンライズ瀬戸・出雲)や新幹線、飛行機を利用しています。
しかし夜行列車がドンドン消滅してしまい、この春は大阪発の『寝台特急・日本海』『急行・きたぐに』が定期運用から消滅しました。
ツアーバスに値段で押されているのもありますが、JRになったこと(各社間の運行調整)など様々要因はあります。
夜行列車は夜行列車でメリットも多く見直して欲しいものです。
(もちろん値段や収益率が低いなどデメリットもあります…)
『急行ちくま』『急行だいせん』『急行きたぐに』など、利用していたのが懐かしいです。
たかゆきさん、まずステプお届けしときました。
聞いてください。。。
今朝いつものように仕事に行こうと、くるまのエンジンをかけようとしたんですが、
様子が違う。
シュルンシュルンと昨日までちゃんとかかってたものが、かからないんです。
ご近所の方が親切に声を掛けて下さり、ブースターで繋いでバッテリーを充電してくれようと
したんですが、全然かわらず結局JAFを呼ぶことになりました。
もうその時はいつもの1時間遅れ、20分ほどしてきたんですが、バッテリーではなく、
ガソリンをエンジンに運ぶポンプの役目をするところが作動してないということでした。
昨日まで大丈夫だったのに。。。って、思うでしょうが、人間でいう突然死、家電製品が壊れるときと
同じだって言われました。
そして、ディーラーにけん引して行き、そのときすでに2時間遅れ。。。気持ちは焦る。。。
代車がすぐに借りられたので急いで仕事に行きました。
人間焦ると何をしているのかわからなくなって、芦屋に降ろすものを、箕面で降ろしてしまい、
それが急ぎの品で箕面まで取りに行き、芦屋に戻りました。すでに帰った時には9時になっていました。
こんなに疲れたことは今まで無かったように思えます。
ご飯を食べて、眠気に襲われ、先ほど目が覚めてこれを書いています。
メッチャ長くなってしまいましたが、読んでくれてありがとうね^^
あ~~あ、明日も仕事だ~~(´Д`)
コメントありがとうございます。
ここのところ、自動車にまつわる痛ましい事故が本当に多いですね。
しかし、このような事件・事故が起きると決まって罰則や規制の強化が言われます。
罰則や規制を強化しても事故がなくなるわけではありません。
もっと根本的な対策が必要かと思います。
いつの時代から、価格競争ばかりになってしまったのでしょうか。
国や運営する旅行会社やバス会社などにも責任は有ると思いますが、
利用する方々の姿勢も問題があると思います。
“安ければ良い”と考え、“本当にこれで大丈夫か”と考えない。
確かに今までの交通料金は、高すぎると思う面もあるけれど、
余りに安いお値段は、やっぱりおかしい、変だと感じて欲しいと思います。
だって、結局削られるのは人件費ですから。
私も今まで超格安ツアーバスは使ったことがありません。
自分も運転するだけに、安心感が持てない気がしています。
昔からずっと言われているのに一向に改善しません。
海外旅行の事故時の保障問題なども含め、改善すべき点は多々あります。
わたしは、旅行会社は企画・募集して終わりではなく、事故や委託先の勤務状況についてももっと責任を持たせるべきだと思っています。
そうすることにより、安全がより確保出来るものと思っています。
事故を起こしそうな不安定な所には委託しません。
そして、旅行会社が保障しなければならない場合、旅行会社自らがもっと安全に気を配るはずです。
ありえない安さと言うものは、どこかに原因があるのです。
それがどこか…。
物によっては一番大切な『安全』が置き去りにされます。
JRの鉄道事業に関しては方法によっては幾らでもニーズの掘り起こしは可能だと思います。
要は、鉄道事業者の本気度の問題。
国も空港を造るよりも鉄道やフェリー等のテコ入れ、また距離による輸送手段の役割分担など、方針を明確にすべきでしょうね。
平行在来線問題も、JRは美味しいところ(収益の上がる所)は自分で維持し、3セク会社に渡そうとしません。
これも、私は問題だと思います。
昔ダムに落ちたスキーバスがありました。
あの時も運転手の疲労が問題にされました。
あの時代から、まだ、こんな事をやって居るなんてと驚きました。
あの時は殆どのスキー客がお亡くなりになり、大きな問題になったので改善されたのかと思ってました。
列車も、殿様商売はもうできないのですから、そのメリットをもっと積極的に売りにする企画力が必要ですね♫