Nicotto Town



お涼の活躍3(忍者物語)その23



お涼が城下町の中へ行くと大変な状態になっていた。


すでに女山は関所は前に隣の国に出城を作って攻めてきた
立原軍との戦いが始まっていた。

その付近の村人には身一つで急いで男山に逃げろと回って
其れが広まって男山への道は人でごった返していた。

男山には与一と正太と佳代が

それぞれの忍者と待っていて男達を支持して、
雨風を防げる簡易小屋作りをしていた。

床は木を引いてその上に葉や草を引いてその上に蓆を引いた。

木で柱を作り周りを葉のついた枝を横木に打ち付け

屋根も同じで雨が入り込まない斜めにして雨が葉を
流れる形状にした。


女達は事前に埋めてあった鍋釜を掘り出して、
食料作りが始まった。

米は雑穀米と言っても玄米で
農家にとって普通である。

それを長時間似たお粥にするので

煮えあがるのに時間がかかる。

動ける子供たちは川へ魚取りに行く

どんどん人が来る。

どんどん指示が飛ぶ。

誰が決めた訳でもないのに

段取りが解るのは最初に着いた人達に
農家が多いからである。


お涼が城下町に着くにつれ大変な状態になっていた。

此れが人が邪魔だと言う事かとお涼は納得した。

此れを何とかしろと言う事だったのだ。

お涼が元雇われていた国と城への街道は荷車に荷物を積んで
逃げる人でごった返していた。

此れでは字源軍の騎馬隊が入れない。

手分けして「男山に逃げろ前に街道にいた人間が皆殺しに
されたのを忘れたのか」と触れ回った。

初めて字源軍が攻めてくると解った人達はますますパニックになる。

既に字源軍の先鋭戦闘隊と足軽達が関所をぶち破っていた。

荷車をほおりだして人々は逃げ出した。

「荷車を持って退かせろ!」と指示が飛ぶ。

お涼達は荷車は最後に隠れ場所になるから、
それを持ってできるだけ街道から離れろ!と叫び続けた。

街道から遠くに着いたら小さな道に入って逃げろと言ったり。

武家屋敷に近づくなと言ったり

其処へ街道に残っている荷車を足軽にどけさせろと
いらだった先鋭戦闘隊の指示が聞こえる。

足軽達が荷車を次から次と川だのどこかにほおり投げてる。

其処へやっと城から兵が来た。
字源軍の騎馬隊の足音が聞こえる。


お涼は最大の大事になっている米問屋に向かった。

米問屋では噂を本気にした一揆の町民達と米屋が雇った用心棒と侍が
正に一触即発の状態であった。

お涼は真ん中に
肩を切ってゆっくりと割って出ると

バシイィと着物の裾をめくって
足をパンと前に出して見栄を切った。

唖然としている両方に「おまちなせぇえ!待っておくんなせぇ!」と
声を張り上げた。

「今、赤鶏寺の和尚さんが無駄な殺生をやめさせようと
千人は下らない人達のその扇動者達と話し合いをしている。」
侍の方へ首を回し

「お侍さん達、彼らが来るとあんた達がどんなにしても勝ち目は無い。」

今度は反対を向いて

確かにあんた達に」米が手に入っても、
待っているのは打ち首だ。」

旅芸人の親方が町衆との喧嘩を止めるのに言っていた
向上を言って見栄を切り

侍たちに

「此処は一つ、米屋の中に入って、
二日、いや一日でよいから待ってくれまいか。

説得が聞いたら必ず、青い袱紗の旗を掲げて
来るから、それまで、此処から出ないで待って欲しい。」

何とか説得して、

侍達は米問屋の塀の中に戻って厳重な門を閉めた。

集まった民衆には今のままだとお前達にも勝ち目はない。
此処は一先ず待機だと説得した。

男山に戻ったお涼は中に小奇麗な着物を着た女と女中、
そして守る様についている足軽の様な槍を持った
3人連れを見つけた。

その槍を持った男とその他男たち数人で
関所が見える場所に様子を見に行くと

遠くに立原軍の騎馬軍が
関所に向かってるのが見えた。

するとその槍を持った男が急いで此処を掘って岩を出せと怒鳴る。

其処にいた男達総出で岩を掘り出すと
男の指示した所に岩を置く。


それを何度か繰り返す。

騎馬軍が近づいて来る。

「待て!今だ!待て!今だ!」の繰り返しで
全部の岩を落とした。

岩が騎馬軍の馬に当たり、馬が嘶く、
馬に合った岩はあっちこっちに飛び跳ね馬を蹴倒して下に転がっていく。

其の様子を見て押されて居たこっちの兵が
勢いを取り戻して、押し返す。

上ではそれを見てやんやの声援である。

「伏せろ!」とついてきた忍者が言ったが
お涼はその岩の面白い動きを目ていた。


こう言う仕組みだったのかと
その大掛かりな仕掛けに関心していたその時、

ピュと目の前を何かが横切った。

忍者が他の矢を切り落とさないと
お涼に当っていた。

男山の真ん中辺りに立原兵が騎馬軍の到着前に弓を射て
有利にしようと潜んでいた。

弓が尽きると刀を抜いて上がってきた。

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2012/06/02 01:17
みみやん 様

お涼は子供の時と言うか少女時代もそうでした。

所謂天然と言うか。気が利かないと言うか。

そう言う所を見られて虐めに在ってます。

最初はいじめを少し扱った話から始まってます。

全く知らない人から、芸人一座として会った人も

此れから危険な地区にお涼達は知って居るのですが、

本当は知らないふりをしてこれから向かいますと言うと

お涼を見納めだなと其の送る人達は危険な地区だと

知って居て思います。

他にも、敵もあいつは長生きは出来ないだろうと思われます。

味方の同じ位の子には役に立たないから一緒に連れて行きたくないと

虐めの対象になります。

お涼がお隅の所へ最後は身を寄せるのも、

誰の誘いも無かったからです。

でも、この時点でお涼は長生きをしてる方なんですが、

其れは忍者村が解散したからです。

最初に虐めの線路で自殺した子供の事件に憤慨して

「忍者物語」を書きました。

今少し手直しをしてます。

其れでもR15になりますけど。

そこで、天然だから、乗り切って来られた部分も書いてます。

其の反対のあわやの所もあります。

詰り天然を見抜いている、お涼の子供時代を訓練した人が

自ら、様子を見て手をかけるかどうかの時もあります。

其の決断をするのは自分なので自分が行きます。

そう言う場面も前の所で出てきます。
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2012/06/01 21:29
やっぱりおりょうには荒事は無理ですね。
おりょうを助けた忍者はお涼のそういうところを知ってたんでしょうね。
異常な場所で危険よりも好奇心の方が優るなんて長生きができないタイプですね。
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2012/04/22 01:32
レイダ 様
お涼ちゃん、馬鹿だからボーっとして突っ立って岩の行方を見ているから
死ぬ所でした。

昔っから、お涼ちゃんにはそう言う所が在って、忍者の面汚しとか、面倒見きれないとか、
「くノ一」仲間ではいじめられてました。

どうも忍者のDNAは入って無いようです。
もしかしたら侍のDNAも入って無いのかも。

頭は良いし、じっくりと物を考えるし、周りに気を遣うのですけどね。

例えば、もっと早く、足が腫れあがる前に我慢をしないでお隅の所へ行けば、

彼らが元の道に戻ったり、誰かが肩を貸して途中まで送ったりと迷惑をかけないで

済んだと言う事が多々ありました。

村の解散の時も誰も京へお涼を誘わないし、

村に残った、お稲だって、先輩忍者ですから、こき使う訳にも行かず。

結局お隅を頼って此の国へ来たのです。

こう言う時代に運動神経の鈍い奴は辛いねぇ。

私も「北斗の拳」の世界では生きられない人間なので、

お涼ちゃんの一生懸命さと真面目さが好きです。

他のくノ一忍者だと佳世を見捨てるでしょう。

お涼は最初は佳世の為に男と一緒に住む事にしたのです。

あの京への旅の帰りにお涼は所謂女に少しなったのです。

其の後の旅の帰り道でちょっと色っぽいしぐさを与一に見せたり、

与一の袖を引っ張りながら、歩いたりしました。

其れまで悪い脚をかばって腫れあがった足を

与一がもんでやると言うと膝小僧より上にあげなかった着物の裾を

太もも近くまで上げて、寛太がお礼に持たせた京土産の

反物を担いで疲れている与一がもう一頑張りしなきゃならなくしたりも。(・´艸`・)モホホホッ



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2012/04/22 00:02
もはや今までのストーリーとは違いますね!

凄い戦闘シーンに近づきつつあります

緊迫してきました

皆の無事を祈りたいです(;・∀・)



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