君に願いを。 #20
- カテゴリ:自作小説
- 2012/04/21 10:06:00
✿主な登場人物✿
・桃山 楓(ももやま かえで)・・・美人で心優しき女性。龍と幼馴染。
・中山 龍(なかやま りゅう)・・・イケメン高校生。好きな人1名。
・桜井 麻友(さくらい まゆ)・・・楓の親友。優しいが、いう時は言う。
・柊 隼人(ひいらぎ はやと)・・・イケメンだが、ドS。
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第二十章「麻友の正気」
楓「麻友!差し入れもってきたよ!」
私は明るく麻友に声をかけた。でも麻友は・・・。
麻友「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
何も話してくれない・・・。正気じゃないもんね・・・。
楓「ねぇ・・・。麻友聞いて?私・・・。龍に言ったの」
麻友はそっとこっちを向いた・・・・。
楓「それで言ったの。『龍とは恋できない』って」
麻友はそっと顔を窓のほうに向けて口をひらいた。
麻友「・・・・・・・・・き」
楓「え・・・・?」
麻友「龍君が・・・好き・・・。」
麻友は涙を流していった・・・。
楓「うん・・・。そうだね。だから早く怪我・・・治そ?」
麻友はこっちを向いてコクっとくびをたてにふってくれた。
そんな麻友を見ていると私は嬉しかった・・・。
いままで笑ったり、反応してくれてなかったから・・・。
回復してくれて・・・よかったよ・・・麻友・・・・。
隼人「よぉ。麻友は?」
私は隼人といた。
楓「うん!そろそろ退院できるんじゃないかな?」
私は上機嫌で言った。
隼人「あとは龍が告るだけ・・・か!」
そうだね・・・・龍・・・頑張って!
楓「かなうよ!麻友の恋は・・・!」
私も隼人も顔を向け合って笑った。
2人の幸せがいつまでも続きますようにと・・・。
お互いに願った・・・。
楓「私たちの恋も・・・終わらないよね・・・」
私は隼人に問いかけた・・・。
隼人「おう!終わらせない。絶対に!」
すれちがった事もあったけど・・・。
絶対にこの気持ちは変わらないっていえるから。
バカかもしんないけど私はあの頃の隼人の言葉を覚えている。
『俺に願え』その言葉・・・。いまでも覚えているから君に願うよ・・・。
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最終章へ続く・・・。
※実話ではありません。
続き気になるw