昨日の晩に東京出張から大阪に戻りました。
東京発１９時５０分発、のぞみ１２５号広島行きです。
本当は、その一つ後に出発する新大阪行に乗りたかったのですが、予約する際に非常に混んでいた為やめたのです。

新幹線に乗る時は基本的には３列シートの窓際をとります。隣にはだれも乗っていないがベターです。２列シートだと隣に人が来やすいのであえて３列シートの窓際を取ります。
つまりＡ席というやつですね。
（隣がＢ、通路側がＣで２列シートの通路側がＤ、窓側がＥとなります）
空いている車内の場合、Ｃ席に人がいることはあってもＢに人が来ることは殆どありません。
ですのでゆったり座れるという訳です。

さて、昨日も同じように席を予約して新幹線に乗り込みました。
オイラは席を予約して、切符に自分の座る席番号が書いてる切符を乗り込むまで何度も見直してしまいます。
忘れてるわけではないのですが、もし間違えてたらどうしようという強迫観念からでしょうかね。

昨日も、切符を持ちながら車内に入るとオイラが座るべき場所にサラリーマンの方が座っていました。
あれー？オイラ間違えた？
切符の番号を見ると、どうもあってるようです。
あれー？もしかして乗る電車自体を間違えた？
いえいえ、社内アナウンスが『のぞみ１２５号広島行きです』と言っています。

よし、完全にオイラの勝利だ（勝利？）意を決してサラリーマンに話しかけます。
Ｃ席にすわっているメガネのご婦人はオイラが中に入り込む素振りを感じて、食べかけの弁当を必死に持ち上げています。
すいません、その席はオイラの席のようですが…
サラリーマンの方は自分の切符を見ると『あ！すみません！』と早々に立ち去って行きました。やれやれ、どうやらひと段落ですね。

オイラが席に座ると、Ｃ席に座るご婦人もほっとしたように弁当の続きを食べ始めました。
これなら隣には誰も来ないでしょう。新大阪までゆったり行けます。
オイラが荷物を棚の上にあげて、リクライニングを少し倒した時に、若いおねーちゃんが二人、大きなキャリーバックをもって現れました。
なにやら、先ほどのご婦人に話しかけています。すると
『どうも、すみません』とそそくさと弁当を持って立ち去るではありませんか。
うぉーい！アンタもかい！

そして、おねーちゃんズが生足丸出しで、若いフェロモンをまき散らしながらオイラの横にズカズカと入り込んできます。
まじで？
折角、空いてる電車を選んだのに隣に人が来るんかい。
オイラの前も後ろも、３列シートに一人しか座ってないのに、なんでここに来るんだよー！

隣に若い女性が来たなら嬉しいでしょ？
冗談じゃない！隣が女性の方が逆に変に気を使うから嫌なんだよー！
しかも、隣に人がいるとＰＣを開いて仕事するって訳にもいきません。何のために窓際を予約したのやら。

二人で話している会話のイントネーションから、どう考えても大阪人です。行先はオイラと一緒です。つまり最後まで隣を占拠されているのです。
がっかりだ。
ＰＣ開いて仕事も出来ないし、必要以上に身体を小さくして、じっとしてないといけません。
車内で寝ればいいじゃないかと思うでしょうが、寝れるといっても３０分も寝られればイイ方です。
しょうがないから持っていた本をチミチミと読むことにしました。長い２時間半になりそうです。

さて、このおねーちゃんズ。焼肉弁当っぽいものとチューハイを持ってきていました。
ふたりでしゃべりながら、これまた酷い箸の使い方で弁当を食い、早々に酒を飲み終わりました。
はっきりって、うるせぇからサッサと寝てくれねぇーかなぁ～なんておもっていたのです。
ところが、この二人おもむろに大きなポーチを取り出して、メイクをし始めたのです。

女性のメイク時間がどれくらいかかるのかしりませんが、オイラの感想からいうと、ず～～～～っとしていました。
ほんと、ずぅ～～～～っとね。
『新幹線の中だとやりやすいんやなあ』なんて言いながらやってます。シラネーヨ。
オイラがちょっぴり寝た後もメイクしてましたからね。すげぇな。
弁当食う前に見たまつ毛の長さが４倍ほど伸びてますよ？何食ったんですかね。

いやはや、女性ってスゴイです。そんなに長い時間自分の顔を見てられるなんて流石ですね。オイラなんてなるべく自分の姿なんぞ見たくないですからね。
え？現実逃避？ナンノコト？

しかし、もっと驚いたのは隣の女の子がメークが終わった後に備え付けのテーブルに向かって思い切り突っ伏して爆睡をし始めたのです。
え？キミ、メイクしたんじゃないの？いいの？そんな厚塗りしたファンデを付けたままトレイに顔を付けちゃってますよ？

そのまま３０分ぐらいは変わらない風景でしたかね。おいちゃんは色々とびっくりです。
名古屋を出た頃（乗ってから1時間半後）は、また二人で色々としゃべっていました。手には鏡を持ちながらですが。

そんなわけで、疲れた帰り道だったとさ。
ﾔﾚﾔﾚ