サイトが誤訳のため一時閉鎖
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- 2012/04/18 00:02:52
東北観光博外国語版ウェブサイト、自動翻訳による誤訳のため一時閉鎖 というニュースがありました。
発注側が担当業者に協力していない+出来たサイトをチェックしていない というお役所側の怠慢が原因のようです。
システムを発注する客というものは「コンピュータだったら何も操作しなくても自動でやってくれるのではないか」などという馬鹿な幻想を抱いていたりします。
実際にはどんなシステムにしたいのかを客自身が積極的に伝えていかなければ、良いものは出来ません。
ところが客は確認作業を何かと後回しにしますので、実際にシステムが具体的な形になり完成しかかってから「あーだこーだ」と注文をつけるのです。
システムが半完成の状態で口出しすれば何とでもなる、という考えは抹殺されるべきです。
またシステムの製造をしている業者も不真面目なもので開発作業の大半を下請けに丸投げするのが通例です。
データ入力業務を見事に丸投げした業者などは、下請けが入力したデータを堂々と納品するのですが、そのデータの形が指定した書式と違ったりします。
業務が丸無げだから下請けがやった仕事内容をチェックせずにコンピュータに入れようとしてもデータが全てズレているので全く使えません。
この丸投げ業者は膨大なデータ入力業務を抱えて、右往左往しておりましたが結局、期日に間に合わないと顧客に判断されました。
それで発注元は別の会社から入力要員を連れて来て全てのデータを用意していました。
これにかなり金がかかりまして、この顧客はデータ入力業務を丸投げした会社に「余計にかかった費用を支払え」と訴訟を起こしておりました。
ところがその顧客自身、自分たちが使っているシステムの代金数億円を未払いでゴネているのですから企業の無責任ぶりには、あきれるばかりです。
ただ、誤訳が多すぎて直しきれなかった。
ちゃんとチェックする人が全くいなかったのもすごいです。
秋田を「飽きた」、軽トラを「軽い虎」って、ジョークかと思いましたw
後で翻訳文章を直せばいい、という安易な気持ちが結局カオスなサイトを野放しにするのです。
費用 対 効果 そんなこと考えない人種
人のうわさが75日を過ぎるのを待ってるんだと思うよ