君に願いを。 #9
- カテゴリ:自作小説
- 2012/04/16 19:57:42
✿主な登場人物✿
・桃山 楓(ももやま かえで)・・・美人で心優しき女性。龍と幼馴染。
・中山 龍(なかやま りゅう)・・・イケメン高校生。好きな人1名。
・桜井 麻友(さくらい まゆ)・・・楓の親友。優しいが、いう時は言う。
・柊 隼人(ひいらぎ はやと)・・・イケメンだが、ドS。
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第九章「行き先」
楓「・・・・・」
隼人「楓っ!」
私は結局駅にはいけず、デート先へ向かった。でも・・・まだ・・・。
楓「・・・・・・」
うつむいてしまう・・・。テンションあがんない・・・・。
隼人「行けば?」
へっ・・・!?なんで知ってるの?
楓「隼人・・・」
隼人「龍に言われた。今日だけ貸せって」
龍・・・本当に大事な用が・・・。私もケジメつけなくちゃ!
楓「ごめんね!隼人!行くね!!」
ここで、行かなかったら・・・私・・・一生迷うから!!
楓「龍・・・!」
龍は○○○駅のホームで待っていた。
龍「よぉ」
真剣な表情・・・。もう・・・迷わない!
楓「話って・・・なに?」
龍「俺と・・・付き合ってほしい。二股でもいいから」
は・・・・?二股?・・・・な・・・・。
楓「嫌っ!私が好きなのは隼人だから!!」
この気持ちに・・・もう迷いはないと心の中から言える!
龍「なんで?なんでだよ・・・」
楓「私も前は龍が好きだったよ」
龍は『え・・・?』と言う顔で私を見る。
楓「苦しい時、辛い時・・・。受け止めてくれたのは隼人だったから・・・。」
龍はうつむいた。
龍「あきらめねぇから。」
へぇ!?わかってよ・・・・龍っ!!!
龍はそのままホームから去っていった・・・。
私も、その後をおえず、デート先へ向かった。。。
楓「隼人・・・」
隼人「どーだった?」
隼人は笑って聞いてきた。
楓「無理・・・だった・・・・。」
行かなきゃよかった・・・。いま心の底から思っている・・・。
隼人「そっかぁ・・・」
私たちは結局プリクラもとれず、家に帰った。
楓「ごめんねっ!今日は・・・」
しんどい・・・息苦しい・・・。
隼人「あんま気にすんなよっ!じゃ」
いつも変わらない優しい声・・・。ありがとう・・・。
龍「何してんの?」
この声は・・・。
楓「龍・・・・」
つけてきたの!?待ちぶせっ!?
隼人「大丈夫か?」
楓「無理」
私はそれだけ言って家に入った。
ママ「あれっ?龍君と一緒じゃないのぉ?」
ママにまで味方になっちゃって!!!
楓「・・・・・・・!」
苦しい・・・胸・・・痛い・・・。倒れそう・・・。
ママ「楓っ!?」
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第十章へ続く・・・。
※実話ではありません。
凄い続き気になるー^^