Nicotto Town


信じる事から、叶うか叶わないか決まる。


君に願いを。 #4

✿主な登場人物✿
・桃山 楓(ももやま かえで)・・・美人で心優しき女性。龍と幼馴染。
・中山 龍(なかやま りゅう)・・・イケメン高校生。好きな人1名。
・桜井 麻友(さくらい まゆ)・・・楓の親友。優しいが、いう時は言う。
・柊 隼人(ひいらぎ はやと)・・・イケメンだが、ドS。
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第四章「心の迷い」

楓「いやぁ~・・・あそこのカプチーノ最高!」
私はいきつけのカフェへ行った帰りだった。
隼人「確かにうめーよな。」
ふふっ。隼人ってばカプチーノばっかおかわりしてたもんなぁ・・・
隼人「なんだよ」
楓「別にぃ?」
すると隼人はカバンの中からなにかを取り出した。
隼人「ほ・・・ほれ」
それはUFOキャッチャーなどではなく、
本当の限定品のもふもふしたうさぎのキーホルダーだった。
楓「これ・・・わざわざ?」
隼人は顔が真っ赤になった。このうさぎが売ってる所
は女の子しかほぼはいらない店だった・・・。
楓「ふふっ^^ありがと!」
龍や麻友の事で気にしてたこともふっとんで笑顔になれた。
隼人「ったく・・・大事にしろよな。なくしたらいじめるから」
楓「も・・・もうっ!」
本当に・・・隼人はSだなぁ・・・。
そう思って私たちは家へ帰った・・・。
でも・・・家についたら信じられない人がいた。

楓「龍・・・。」
なんでいるのかわからない・・・。
龍「お前隼人がすきなのか?」
えっ・・・・?なんで?なんで?
楓「別に好きとかじゃ・・・」
あれっ?私はっきりいえない・・・。『好きじゃない』っていえない・・・。
もしかして・・・心に迷いがあるのかな・・・・?
龍「いえないのか。わかった」
あっ・・・龍が・・・。
楓「待って!そんなんじゃ・・・」
なんでいえないの?好きな人の前なのに・・・。
楓「・・・・龍・・・・。」
私は心のモヤモヤをおさえて家に帰った。

ママ「おかえり楓」
楓「ただいまぁ~・・・。」
ママ「さっき龍君ずぅ~っと待ってたわよ?なんの話だったの?」
もう何も・・・何も・・・。
楓「言いたくない・・・。」
ママ「えっ?」
ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・。
でも・・・好きな人の前で『好きじゃない』って言えないのが
こんなにつらいとは思わなかったの・・・本当に・・・。
楓「自分の部屋行くから」
1人になりたいの・・・1人に・・・・。
私は自分の部屋へあがっていった。

PLLL.....

楓「もしもし」
電話相手は麻友。幸せそうな声・・・。
麻友『楓ー!隼人君とはうまくいったぁ?』
え・・・いきなりその話・・・・。
楓「いくわけないな~い!」
麻友『うっそぉ!困ったなぁ~』
楓「え?なんで?」
麻友はすごい高いテンションで言った。
麻友『だって私うまくいったもぉ~ん❤』
え・・・・?今・・・なんていった・・・・?
楓「うまく・・・いった・・・・?」
なにが?なんの話?
麻友『そう!今日龍君に告白されちゃったぁ~❤』
へ・・・・?龍が・・・告白?
麻友『ハハハ!逆にだよねぇ?嬉しすぎて泣いちゃったぁ~❤』
楓「ごめん麻友!お風呂わいたから早くはいらなきゃ!じゃあね!」
麻友『え?楓?』
プッ・・・ツー・・・・ツー・・・。

聞けないよ・・・・。聞けるわけないじゃん・・・。
辛い・・・辛すぎるよ・・・。こんなの・・・辛いよ・・・・。龍・・・。

PLLL....

私はせがる思いでなぜか『隼人』に電話していた。
楓「隼人・・・。」
隼人『え!?どーした!?今どこ!?』
楓「今・・・家」
私は泣いていた・・・。弱虫でもいい。誰かに・・・せがらせて・・・。
隼人『すぐ行く。』
プッ・・・ツー・・・ツー・・・。

今日だけ・・・今日だけ頼らせてください・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第五章へ続く・・・。

※実話ではありません。

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2012/04/15 16:46
うをー!!何この展開!!
続き続き!w



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