心の中のしおり~桜~ #21
- カテゴリ:自作小説
- 2012/04/13 23:41:15
✿主な登場人物✿
・小池 桜(こいけ さくら)・・・美人のモデル。桜の木が大好き。
・小早川 美咲(こばやかわ みさき)・・・ドジだけど優しくていい子。桜の親友。
・武田 美優(たけだ みゆ)・・・美人で桜と同じ事務所の女の子。お金持ち。
・武田 優(たけだ ゆう)・・・優しくて美人な女性。美優の血の繋がっていない姉
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第二十一章「友の最後」
桜「優さん!」
私は美優の病院に来ていた・・・。
優「あら・・・きてくれてありがとう」
桜「優さん・・・美優の状態は?」
優さんはうつむいて答えた・・・。
優「手遅れかもしれないらしい・・・。」
え・・・・?嘘でしょ・・・・?
優「どっかでストレスたまってたらしいの。」
私・・・?私以外だれがいるの?
そう考えたら涙が溢れて止まらなかった・・・。
桜「美優・・・美優・・・。」
大丈夫だからね・・・美優・・・無事手術成功したら私が
癒してあげるからね・・・美優・・・だから生きて・・・。
優「美優は・・・いい子だからすぐ友達にも隠すことがあるの」
・・・・・?優さん・・・なにがいいたいの?
桜「あの・・・」
優「悩みがあっても抱えこむ子なの」
それで・・・ストレスたまってたんだ・・・・。美優・・・私の事考えて・・・?
桜「美優が倒れたのは私のせいです!なので!」
美咲「桜ーーーー!」
へっ?美咲・・・・?
美咲「優さんから電話貰った。美優は?」
美咲すごい息切れてる・・・もしかして走ってきたのかな?
優「美優は危険な状態かもしんないわ」
美咲・・・私・・・。
美咲「嘘でしょ?そっか・・・。」
桜「でも・・・大丈夫だよ!美優だもん❤」
美優だもん・・・いける・・・生きるよ・・・まだあの『約束』はたせてないもん・・・。
________________ガラッ。
優「美優は!?」
医者「すみません・・・。最善は尽くしました。」
え・・・・?あの医者・・・今なんていった?『すみません』?
優「そんな・・・いやです!!!美優!!!!」
私たちは病室に入っていった・・・そこで見たのは・・・。
顔が真っ白の美優の顔だった・・・死んでるっていうのは・・・すぐ分かる・・・。
私は美優の横へ座ってそっと耳もとに語りかけた・・・。
桜「美優・・・生きてるよね?寝ないでよ・・・!美優・・・この冗談いきすぎでしょ?
すごいね!美優は!ハハハッ!美優約束はたせてないでしょ?約束はたそ?」
語りかけても目をまったく開けないと分かっているのに私はこういうことを
1時間続けた・・・。誰も私を止めようとはしなかった・・・。
私はずっと泣き続けて語りかけていた・・・。
桜「美優・・・!美優~~~~~~~~!!!!」
大きく名前を読んでもおきない・・・もう・・・死んだ・・・・
この世にいないんだ・・・・美優は・・・・。
私はそれを確信した後に病院の屋上へ上がった・・・・。
風が私の体を強くあたる・・・・。私はさくの前に立った・・・。
そこに1枚の手紙がおいてあった・・・・。
桜「なに・・・・これ」
そこには汚れをしらない言葉たちが並んでいる美優からの手紙だった・・・。
桜へ....
この手紙を桜が読んでるって事は私はこの世にいないのかな?
まぁいっか。桜死んじゃダメだよー?ここにいるって事は死のう
としたって事だからね?私桜の事はなんでもお見通しなんだか
らねー!死んだら許さないよ?ねっ?泣いてるでしょー???
ダメダメ!ここはスマイルだよっ!スマイル!ねっ?桜^-^
私は桜の1番の理解者でありたかったけど・・・無理だったね・・
ごめんね・・・なんでも相談できる相手になりたかったんだけ
どなぁ・・・・。でも!桜の1番近い子にはなれたかなっ?
なれてたら・・・嬉しいなぁ・・・桜は私の中の1番の友だから!
別れは悲しいけど・・・私は天国に引っ越すねー・・・!!
引っ越すだけだから・・・このしおりもっとけばいつでも
繋がってるよ^^このしおりを桜の心の中に今日という
ページをこのしおりではさんでおいて^^これで桜と私はいつで
も繋がるからね!!じゃあねー!!また今度ね(。◠‿◠。✿)
美優より
涙でにじんでいく汚れなき言葉を見つめるしかできなかった・・・。
美優はどんな気持ちで書いていったんだろう・・・このしおり・・・
桜がはさまっている・・・美優・・・ありがとう・・・・美優・・・・・
生きるよ・・・私・・・生きるからね・・・・。
美優のくれたしおりとともに生きていくからね・・・・・。
このしおりに・・・誓うから・・・・生きるって・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最終章へ続く・・・
※実話ではありません。
まさか死んじゃうなんて・・・。