心の中のしおり~桜~ #20
- カテゴリ:自作小説
- 2012/04/13 20:20:44
✿主な登場人物✿
・小池 桜(こいけ さくら)・・・美人のモデル。桜の木が大好き。
・小早川 美咲(こばやかわ みさき)・・・ドジだけど優しくていい子。桜の親友。
・小林 舞(こばやし まい)・・・美人先生。桜と美咲とカイトの担任。
・青山 カイト(あおやま カイト)・・・イケメンで頭がいい。桜と美咲の幼馴染。
・武田 美優(たけだ みゆ)・・・美人で桜と同じ事務所の女の子。お金持ち。
・武田 美佐子(たけだ みさこ)・・・桜と美優の事務所の社長。
・武田 優(たけだ ゆう)・・・優しくて美人な女性。美優の血の繋がっていない姉
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第二十章「悲しみを・・・」
桜「うっうっうっ・・・・」
私は公園のベンチで泣いていた・・・
「ねぇねぇそこの君。何してるの?」
後ろから男性に肩を叩かれた・・・。
桜「あっすみませ・・・」
そこにいたのは見たことのある男性だった・・・
カイト「へへっ☆なんだすみませんってww」
桜「なっ・・・カイト・・・ㆀ」
カイトは笑って私の横に座った。
カイト「どーしたっ?」
にやにやしてる・・・イライラする・・・。
桜「カイトには関係ないじゃん!こっちこないでよ!」
私・・・最低だ・・・こんなひどい言い方して・・・。
カイト「なんもいえないことだったらきかねーよ」
え・・・・・?
カイトは私の横からちがう場所へ去っていった・・・。
桜「カイト・・・?」
カイトなりに気を使ってくれたのかも・・・。ありがとう・・・・。
PLLL.....
電話・・・・?誰・・・?
桜「もしもし?」
美優『あっ桜?大丈夫?』
温かい声・・・吸い込まれそうな声・・・
桜「美優・・・・」
美優の声でまた涙が出てきた・・・。
美優『桜?泣いてるの?大丈夫?』
大丈夫じゃない。大丈夫じゃない・・・。でも・・・。
桜「うん!大丈夫だよ!泣いてないし。」
美優に無駄な心配かけちゃいけない・・・絶対に・・・。
美優『そう?ならいいけど・・・・』
美優には・・・生きてほしいから・・・・。
桜「うん!じゃあバイバーイ☆」
プッ・・・ツー・・・ツー・・・。
私・・・親友にも何もいえないんだ・・・。
心配させたくないなんて・・・きっとただの口実・・・。
自分でも・・・分かっていた・・・自分が素直じゃないことを・・・。
由美「なにしてるの?」
可愛い声・・・由美・・・・?
桜「べ・・・別に!?」
小林「桜ちゃん・・・」
小林!?何してんの!?
桜「なんなの・・・」
由美「小林先生が話しあるらしい。私は帰るから」
話?話す事なんてなにも・・・・。
小林「真実を話させてくれる?」
真実?なんの?新聞の?
桜「真実?真実じゃなくって言い訳でしょ!?」
小林「いいえ。本当にちがうの。お願い聞いて・・・」
小林・・・・様子おかしい・・・聞かなきゃ・・・・。
桜「わかっ・・・た。」
小林「あの時、カイト君と会って話があったの」
カイトと話?
小林「それで・・・・たまたま私がこけかけて・・・・」
こけかけたぁ?な・・・なにいってんの?なんの話してんの?
小林「それで、カイト君に支えてもらった写真よあれは」
なんだ・・・そうだったんだぁ・・・・私ったら・・・早とちり~・・・。
PLLL.....
桜「もっ・・・もしもし?」
優『あっ・・・ごめんね?美優の電話からかけてるんだけど・・・・』
美優のお姉ちゃん?
桜「どうかしましたか?」
美優のお姉ちゃんは声を震わせた・・・・。
優『美優・・・が・・・危険なの・・・・』
え?美優が?ストレスなんかあたえた?
優『今すぐ来てほしい・・・最後になるかも・・・・しんないから』
え・・・・?最後・・・・?美優・・・死ぬの?
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✿おまけ✿
美咲「桜ってどんなんが特技なの?」
桜「えー?そーだなぁー・・・。ピアノかなっ♪」
美咲「おー!乙女だねぇ❤美優は?」
美優「ケンカ。」
皆一瞬美優から1歩引いた1日でした・・・・・。
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第二十一章へ続く・・・・
※実話ではありません。