昼寝をして、食事をするのが大好きな男が・・・
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/04/07 18:32:28
ある所に昼寝をするのが大好きで、食いモノに目の無い男がいた。
その男の周囲には王家の隠し子。
殺し屋のエキスパート。
他国のスパイ。
そんなわけありな人間が集まってくる。
世界は群雄割拠。まさに戦国の世だった。
それなのに男は「あーだりぃ。今日も寝るぞー」と、授業中にも関わらず、寝ようとしていた。
「あーどこかに昼寝のできる王国ないかなぁ」と、本気で考えている。
それも大まじめに。
そうこうしているうちに戦争が始まった。
他国のスパイが裏切り、味方は全滅の危機に陥る。
だが・・・そこで「昼寝しかしない男」は逃げた。
逃げて、逃げて、逃げて・・・味方の援軍が来るところまで逃げて・・・味方の援軍に倒してもらった。
そんなかっこ悪い男だった。
逃亡罪という「罪」をもらった男は、初めて名前を呼ばれた。
「バシル!国王の御前である・・・眠るな!」
と、大臣に叱れる。
だが、本人はあらためようとしない。
目の前にいるのはかつての友人、王家の隠し子くんだ。
覇権争いに打ち勝ち、王になった友人は言った。
「お前・・・昼寝の王国を作りたいって言っていただろ?」
「ああ、言った」
「それを本気で考えてくれないか?みんなが、安心して本気で昼寝でもして、暮らせる王国にしたいんだ」
「そういうことならお安い御用だ」
バシルは急に、目を輝かせ、「邪魔くせー」とか言いながら200冊以上の本を読みあさり、みんなが本気で安心して昼寝ができる王国計画を原稿用紙100枚にまとめて書き上げてきた。
それを読んだ王は感激して・・・彼に政治を任せてしまった。
そして自分は覇権を取りに来る敵を撃破しつつ、王国を平和に治めたとさ
リルルちゃん。
妖精の話また聞かせてね。
今日もいい日になあれ(*^。^*)
今の日本は…どうなんじゃろかぁ(*ノω<*) アチャー
お昼寝が自由にできる国って素敵です。
心がほっとしました(*^。^*)
こんにちは。リルルさん☆