うさぎとかめで腐ってみました1
- カテゴリ:自作小説
- 2012/04/06 19:43:55
うさぎ→♡♡♡♡♡♥←かめ くらいで。
ニコタに似つかわしくなくでぃ~ぷな展開もあるので、ご注意くださいww
ある日のこと、カメのところにうさぎが訪れ、
「なあ、向こうの山のふもとまで、どっちが先に掛けつくか競争しね?」
と言いました。
「またずいぶんと唐突ですね」
カメが呆れたようにそう言うと、うさぎは胸を張り「おうっ」と偉そうに言いました。
「で、どうなのよ」
うさぎの更なる問いかけに、
「うさぎさんがしたいなら、俺は別にいいですけど…」
微妙に俯くようにカメがそう言うと、うさぎはガバッとカメに覆いかぶさりました。
「ちょっと、うさぎさん。何してるんですか」
「だってしてもいいって言ったじゃん」
「俺が言ったのは、競争の事です」
「あ~」
どうやら競争の事は、カメの言葉にうさぎの頭からうっかり抜け落ちたようでした。
「んじゃしょうがない。競争するか」
「しょうがないって…持ちかけてきたのはうさぎさんじゃないですか」
呆れたようにぶつくさ言うカメの手を引き、うさぎはスタート地点へ向かいました。
スターターはたぬきさんです。
「位置に着いて…よーい…ドンと言ったらスタートね」
「まぎらわしいわ、このクソたぬき!」
「でもほら、一応お約束だから」
うさぎの悪態にもたぬきは動じることなく、にこにこと笑いながらスタートの合図をしました。
「早いな~」
走ってるんだか歩いてるんだかわからないようなスピードのカメを置き去りにしてとっとと走って行ってしまったうさぎの背中を見送り、カメはぽつりとつぶやきました。
「ちょっと飛ばし過ぎたかな」
道半ばまで来たあたりで、うさぎは足を止め後ろを振り返ってみましたが、カメは影も形もありません。
そこでうさぎは、ここらでちょいと一休みを決め込む事にしたのでした。
「ちょっとくらい寝過したって、すぐに追い越せるでしょ」
「はーふー、はーふー」
しばらくして、もうほぼ歩いていると言っていい状態で、カメがその場所にたどり着きました。
「はーーー…あれ? うさぎさん」
呼吸を整えるために一息ついたところで、カメは道の脇で寝くたれるうさぎに気がつきました。
「うさぎさん、何してるんですか?」
声を掛けてみましたが、起きる気配はありません。
腕を掴んで持ち上げようともしましたが、全然持ちあがりません。
「えーと…どうしよう」
カメは何かを探すかのようにキョロキョロした後、「よっこいせ」とうさぎの足を掴み、引きずって歩き始めました。
はい、意外性を狙ってみましたw
続き、無事に期待に添えていたでしょうか^^;
おお?うさぎとかめですか。
積極的なうさぎさんにドキドキw
続きが楽しみです~♪
驚いていただいてありがとうございます^^
お気に召していただける結末になってるといいんですが^^;
ゐ故障中さん、今晩は。
実は、そこがミソなんですw
「うさぎとかめ」をもってこられるとは思いませんでした!
これは展開が読めないのですごく楽しみです♪
いつもにまして絵が浮かんできますねえ。