安倍晴明異聞「祀り」零
- カテゴリ:自作小説
- 2009/06/12 22:14:08
前後しますが、ちょっと説明
賀茂光栄(九三九~一〇一五) 陰陽博士、主計頭、右京権大夫
従四位上 陰陽頭、賀茂保憲の息子。
賀茂守道(九六八~一〇三〇) 暦博士、主計頭 従四位上
安倍吉平(九五四~一〇二六) 陰陽博士、主計頭、陰陽助
従四位上 安倍晴明の長男。
吉平の子に、時親(長男)、奉親(次男)、章親(円弼;三男)がある。
時親、奉親は陰陽寮に勤め、章親は円弼と名を改め、祇園感神院
(今の八坂神社)の神官を勤める。
慶滋保胤(九三一?~一〇〇二) 漢詩人、僧 賀茂忠行の次男。
九八六出家して比叡山 横川に入り、法号寂心となった。
陰陽頭、賀茂保憲の弟。
当色 位階に相当する服色の事
一位 … 深紫
二、三位… 浅紫
四位 … 深緋(あけ)
五位 … 浅緋
六位 … 深緑
七位 … 浅緑
八位 … 深縹(はなだ)
初位 … 浅縹
官位
陰陽頭 … 従五位下
博士 … 正七位下
陰陽師 … 従七位下
勘違いするような書き方をしてスミマセン。
その当時(平安時代)の位階全部対する服色を書いております。
陰陽師博士は七位なので、浅緑
頭(かみ)になれれば、五位で浅緋まで。
一位なんて、絶対なれませんよ。
お坊さんが紫を着ていたということは、当時、すごい権力を得ていたという証拠ですね。
陰陽師の直衣(狩衣?)は緑系統かな~という勝手な脳内イメージが…(苦笑)