Nicotto Town


TAKEのつぶやき


☆佐々木裁き

この落語は別名「佐々木政談」とか「佐々木信濃守」ともいいます。また、この噺に出てくる佐々木信濃守は実在の人物で、幕末の大阪で東町奉行をお勤めになられたたそうです(噺では西町奉行になっています)。
また、噺は長いので、落ちまで聞く機会は少ないみたいです。

【スジ】
大阪西町奉行の佐々木信濃守がお供を連れて見回りをしていると、路上で「お奉行さんごっこ」をしている子どもたちを見かける。奉行は面白がってみていると、なんとも頓知の効いた上手い裁きをしている。

そして、その子に奉行所からお迎えが来る。父親はとんでもないことをしでかしたと大騒ぎになるが、全く逆で、奉行は当意即妙の裁きに感心してのことであった。

また、奉行所では奉行と子どものやり取りがイキイキとしているのですが、御政道を風刺するようなところもあります。

「これで名大将の名前が出来ました」

「名大将の名前とは」

「佐々木さんと、お父つぁんの高田屋綱五郎と、私の四郎吉とを合わせて、佐々木四郎高綱とはどうです」

「なに、それは身共の先祖の名前じゃが、さてはそちも源家か」

「イーエ、私は平気(平家)でおます」




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