本日は桃の節句。ひな祭り✿

オナゴの皆様、ご自分のお雛様持っちょりますか？大事にしちょりますか？
飾っちょりますか？飾っちょるなら、本日中に片付けてあげんば嫁に行き遅れますぞ。お気をつけあそばせ＾＾

迷信？いえいえ、結構ホントかもです

何故なら、現実にわしにそん呪いがかかっちょるごたあるからです


え？何年お雛様を仕舞い忘れてるのかって？

そうですなぁ。かれこれ○十年？

なら、今からでも仕舞えば良いじゃないか？

そうですなぁ・・・。できればそうしたいとですが、
そもそもどこにあるかもわからんし、それ以前にホントにこの世に実在するのかと・・・＾＾；



話はそれこそ○十年前に遡るとです
わしがまだほんに小さか頃のある年の春。
うちは引越しをしたとです。しかも離島から九州っちゅう結構ビックな引越しを
離島ですけん、当然荷物は船便でとことこ海を渡りもした
一家族分の荷物ですけん、それなりの量です
で、その中にわしのお雛様がおった・・・はずなのです

それから数年経った小学生の頃。ご近所のお友だちん家で見た７段飾りが羨ましゅうて
母ちゃんに言った訳です「わしもあげなお雛様が欲しか～」っち
そん時はじめて母ちゃんに言われました

「あんたにも、あれに負けん立派なお雛様があるとよ」

母曰く、わしが生まれた時に「これでお雛様買っちゃり」云うてばあちゃんがお祝いをくれたそうな
曰く、それは７段飾りも買えるくらい大層な額で
ばってん当時家が狭かったので、せめて良いものをっちことで
博多人形だか何だかで出来た立派なお内裏様とお雛様を張り込んで買った、と
だからあんたにこれ以上のお雛様は必要ない

しかしだ。
産まれて此の方、記憶にないお雛様に納得する小学生がいるだろうか？
当然わしは見たい！探してくれ！と言った。
そりゃそうだ、どげん立派でも見たことがないものをある言われて納得するもんか！
しかし、ただでさえ毎日忙しい一家の主婦。そんな家中を捜索する暇などあるはずもない。
ましてや引っ越しから数年経っている現状・・・

しばらく考えた後、母はずばりとこう言い放ちました

「どうも引っ越しの時荷物が何個かなくなった気がするとたいね～。
あれに混じっちょったとやろか？」




・・・その時から、わしのお雛様はどこか
船の船室の奥底。あるいは海の底。あるいはうちのどこか。あるいは見知らぬどこか
そんな訳のわからない場所にあるかも、ないかもしれない
まさに幻のお雛様に変わったとです

記憶にも、写真にも残っていないお雛様
立派な高価なお雛様
でも、ちゃんとわたしの為に用意されたお雛様
だから、追加のお雛様はない・・・



そんな訳で、そんな幻のお雛様は永年日の眼をみることなく
無論３月３日に仕舞われることもなく
どこかわしの手の届かない場所からわしを呪い続けているのでございます
だからわしはいまだに嫁にも行かず、ぷらぷらとクラゲのように生きちょる訳です
ええ、そうだ！これはお雛様の呪いのせいです！！！
決してわしのせいではないのです！！！



皆さま、お雛様は大事にしてあげてくださいましね✿





ちなみに、お雛様は姉妹で共有してはいけません
その子の健やかな成長と幸せを願って、一人にひとつ用意してあげて下さい
なんとすれば、その子に降りかかる厄災を身代わりに受けてくれたりもするのです

そんで、早く嫁に行きたい人は、
お雛様を自分一人で飾って、自分一人で片づけてみてください
早晩結婚が決まるんだそうですよ～✿