ロック!!! #11
- カテゴリ:自作小説
- 2012/03/02 14:35:38
✿主な登場人物✿
・武田 コトネ・・・美人で頭のいい女の子。ロック大好きっ!!
・風見 菫・・・コトネの大親友。ロック大好きだが、オンチで悩んでいる。
・城野 香里・・・ドラムの天才。歌もまぁまぁの女の子。なにごとも中途半端。
・近野 里美・・・ベースに一目ぼれした女の子。ベース一筋❤
コトネ「はぁ・・・」
私は深いため息をついた後にブランコに乗って、
ゆらゆらゆれ始めてみた。
PLLLL......
コトネ「もしもし?菫?どーしたの?」
菫『た・・・大変』
菫の声がいつもより震えていた。
コトネ「ど・・・どうしたの?」
菫『里美・・・が・・・車に引かれて・・・意識不明だって・・・』
え・・・・・?私は一瞬聞き間違えだと思った。
里美が・・・交通事故・・・。
コトネ「分かった!!!すぐ行くわ。」
菫『う・・・ん』
私は一生懸命走った・・・。長い髪が左右にゆれる。
さっきまで弱くボロボロに泣いてクシャクシャになった顔は、
一気に勇ましい顔になっていた・・・。
自分でも分かるくらい・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ガラッ!!!
コトネ「里美っ」
菫「こ・・・コトネぇ・・・」
私がまっさきに目に入ったのは、目を閉じている
里美の顔だった。顔は真っ青だったが、意識はある。
コトネ「さっ・・・里美ぃ・・・」
菫「コトネ・・・里美は重症らしいんだ・・・。」
菫はうつむいて答えた。
その顔を見て私はこう答えた。
コトネ「里美が死ぬわけないじゃん!!!私は信じてる!!!」
・・・といいながら、私は栗色の長い髪をいじった。
菫は私の仕草をみてこういった。
菫「コトネもやばいって思ってるんでしょ?」
コトネ「へっ?」
菫「髪いじってる時って不安な時だよね」
菫は本当によく見ている。私がいつもいじってる時とか・・・
見てるんだなぁ・・・・菫は。
コトネ「そうだね・・・確かに私は不安がってるかも。」
うつむいて答える私をみて菫はこう言ってくれた。
菫「きっと大丈夫だね。里美」
菫は笑顔だった。まるで「なにも問題ないよ」って言われてるかのようだった。
コトネ「っ・・・・、うん!!!!!」
その笑顔に私も笑顔で答えた。
里美は、絶対、大丈夫。そう2人で信じた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
菫「じゃあバイバイ♪」
コトネ「うん^^」
私は軽くてを左右にふって菫とわかれた。
そして家の方向へ帰っていった。
・・・・がチャっ。
コトネ「フゥー・・・」
私はリビングのほうへ向かった。
チーーン・・・。
コトネ「今日も1日楽しかったよ、お母さん、お父さん」
死んだお母さんにお父さんに毎日報告する。
なんか報告してる時間はホッとできるんだよなぁー・・・。
・・・・といって私は栗色の前髪をそろえた。
コトネ「そういや菫・・・私が髪いじるのは不安な証拠って言ったてたなぁ・・・」
私はさっきもいじった髪を思い出した。
・・・・・ちがう・・・私が髪をいじるのは、不安なんじゃない。
ただ・・・いじりたいだけ・・・クセ・・・だよ。
私はそう思ってまた髪をいじった。
さらさらで栗色の長い髪を・・・・。
※実話ではありません。
何だか
切なくなってきた
上手い!!
チーンの前にもうちょい描写入れてみ?
もっと良くなるから^^