ロック!!! #10
- カテゴリ:自作小説
- 2012/03/02 01:29:11
✿主な登場人物✿
・武田 コトネ・・・美人で頭のいい女の子。ロック大好きっ!!
・風見 菫・・・コトネの大親友。ロック大好きだが、オンチで悩んでいる。
・城野 香里・・・ドラムの天才。歌もまぁまぁの女の子。なにごとも中途半端。
・近野 里美・・・ベースに一目ぼれした女の子。ベース一筋❤
菫「うっ・・・ひっく・・・・コトミさぁ・・・ん・・・」
菫はそっとポスターのほうに目をやった・・・。
そのポスターに写ってる人物はコトネの母コトミだった・・・。
コンコン。
菫「?」
母「菫?いるんでしょ?入るわよ?」
菫「えっ・・・」
ガチャ。
母は強引に私の部屋に入ってきた。
そして私の横にすわり、こういった・・・。
母「コトミさん・・・今なにしてるのかしらねぇ・・・」
母は、私の全てを見透かしてるかのように
そう私に問いかけた・・・・。
菫「え・・・?」
ドキッとした。。。本当に・・・親ってすごいな・・・
って思った・・・・・・・・。
母「私・・・コトミさんと仲良かったからわかるのよ。すごく綺麗な人だった。」
母も辛そうだった。母がコトミさんの話をするのは、
もう11年ぶり・・・・だろうか・・・
菫「そっか・・・コトミさんと仲良くなかったら私コトネと仲良くないもんね・・・。」
私も久々母と話すコトミさんの話・・・
顔をうつむけながら答えた。
母「そうよ?でも・・・コトミさんは・・・もういない」
母はすごく悲しげな顔だった・・・。
菫「お母さん・・・・」
私はどんどん流れてくる涙を一生懸命ふいた。
何度も何度も目をこすった。。。
母「菫・・・?辛かったら言うのよ?我慢をしない事も、大切なんだから」
母はすごく優しい微笑みを浮かべた・・・。
母のこんな顔・・・久しぶり・・・・・。
菫「うん・・・ありがとう・・・お母さん・・・私頑張るよ!!!」
そう母に思いを告げて、私はコトネにメールをした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
PLLLL.....
コトネ「え・・・・?メール?」
私はメールの着信音にすごく反応してしまった・・・。
理由はきっと・・・菫のメールを待ってたからだ・・・。
パカッ・・・。
『さっきはごめん・・・・。
私・・・なんにも分かってなかった・・・;
明日から普通にしゃべってほしい!!』
コトネ「すみ・・・れ・・・」
私はこのメールでまた涙がこみあげてきた・・・。
誰もいない公園・・・で1人ブランコに乗って顔をうずめている。
栗色のストレートな髪を何度もさわりながら、私は返信した。
『私のほうこそごめん・・・
いいすぎた・・・・・あれ全部嘘だよ?
明日からもよろしくお願いします(。◠‿◠。✿)』
私はこのメールを送ってホッとした。
菫があの場を去ってから、このメールをずっと送りたかったんだ・・・。
『ごめん』・・・その一言が言いたかったんだ・・・・。
PLLLL......
『うん!!!!ヨロシク(*´艸`)
今から会えない?』
コトネ「えっ・・・・」
このメールが来てドキッとしてしまった・・・。
だって今の身だしなみははっきり言って最悪。
目が赤くはれているし、まだ泣きそう。。。
『ごめん。
今身だしなみ最悪だから;;』
コトネ「断る理由こんなんで認めるかなぁ・・・」
PLLL.....
『了解~♪また遊んでよ^^』
コトネ「ホッ・・・・」
なんでほっとしたんだろう・・・・
自分でもその理由がわかんなかった。
私は、また栗色のストレートの髪をいじった。
もう髪はすごくまっすぐだったのに、手ぐしでまっすぐになれと、
念じるように髪をいじっていた・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
菫「お母さん^^コトネと仲直りしたぁ❤」
母「母さんの話がためになったのかしらねぇ」
菫「うん^^きっとそうだねっ」
母「ふふ^^」
菫「えへへへ^^」
私は母と笑いあった・・・・
コトネとも仲直りできた事で気がゆるんだ。
でも・・・それがまさかマイナスの方にいくとは・・・
誰も考えてなかっただろう。
里美「ふぅ~・・・今日もベースのレッスンしんどかったぁ」
プップー!!!!!!
里美「へっ?」
ドォォォォォォン!!!!!
・・・・・・・・・バタッ・・・・。
「きゃーー!!!人がひかれたわ!!!誰か救急車よんでぇぇ!!!」
そう、誰も考えてなかった事態が起こる予感をしてた。
それはきっと私だけじゃなく、コトネもだろう。
えぇ?里美が交通事故!?どうなるの!?次回もみてね^^
※実話ではありません。
信じたくないよ((T_T))
あとは・・・一人称は1人の方が良いよ^^