☆私は貝になりたい
- カテゴリ:テレビ
- 2012/02/29 00:11:50
これはご年配の方ならご存知と思います。50年代を代表するといっても過言でない名作TVドラマですが、映画化されていることを始めて知りました。たぶん、ビデオも出てると思いますので、知らない方はぜひご覧ください。「これ以上のTVドラマはない」と評価されるのが分かると思います。
ついでに、このドラマはなんと生番組だったんですが、TV局の方がなんとか録画してくれてたんですよね。小生はTVドラマを再放送で観ました。創作の部分もありますが、ほとんど実話なんですよね。「私はカキになりたい」というのが本当の言葉だそうです。
【スジ】
故フランキー堺扮する清水豊松は、散髪屋を営んでいた。戦争が激しくなり、召集令状である赤紙が豊松にも届く。そして、当たり前のように出兵していく。
場面は変わって残酷なシーンになります。米兵が捕らえられ捕虜となるが、士気を高めるために捕虜を銃剣で突き殺せと上官の命令が下る。立木に縛られた米兵に向って、豊松は目を瞑り銃剣を抱えて突進した。
再び場面は変わって、終戦直後になる。豊松は再び平和な生活に戻ったが、突然戦犯として逮捕される。軍事法廷の裁判での抗議も空しく豊松は絞首刑の判決を受けた。
豊松のしたことは絶対服従の上官の命令に従ったことであり、そして銃剣は足に突き刺しただけであった。
しかし、ある朝死刑執行の宣告を受け処刑台へと上るのであった。
「房江、賢一さようなら お父さんは二時間ほどしたら遠い遠いとこへ行ってしまいます
もう一度逢いたい、もういちど暮らしたい・・・・
お父さんは生まれ変わっても人間にはなりたくありません、人間なんていやだ。
もし生まれ変わっても牛か馬の方いい
いや牛や馬ならまた人間にひどい目に逢わされる。
どうしても生まれ変わらなければならないのなら、いっそ深い海の底の貝にでも・・
そうだ貝がいい
貝だったら深い海の底でへばりついていればいいからなんの心配もありません
深い海の底だったら戦争もない、兵隊に取られることも無い。
房江や賢一のこと事を心配することもない
どうしても生まれ変わらなければならないなら、私は貝になりたい・・・・・」
ウチなら。。。人様を殺めんでも刺しただけで人格崩壊しそうですわ><
私はこの話はつらすぎて映像では見れません。