いわゆるパーソナルコンピュータというものを個人的に手にした当時からデスクトップタイプのものを使っています。
本体とモニターとキーボードとマウスがすべて別々のタイプです。
別にこだわりがあった訳ではありません。
初めて触ったＰＣがデスクトップだったのです。（というか当時ノートＰＣなんてありませんでした）
ですから文字を入力するのは１０キーのついたキーボードで慣れてしまったという訳です。
その後ＰＣを自作したり、会社でも数字を扱う部署にいた関係でキーボード入力でないと出来ないという身体になってしまいました。

ところが２００８年に会社から支給されたＰＣがＡ４タイプのノートＰＣでした。
会社でもデスクトップタイプからノートタイプへどんどんシフトしていった時でした。
画面は当時としては新しいワイド画面となり大きさ的には問題が無かったのですが、どうも入力がしにくいのです。
というか数字を打つのがとても面倒になりました。

そこで、量販店に行き安い１０キーを買ってきたのですが、これがいけなかったです。
安かろう悪かろうをそのまま商品にしました的なもので、オイラもなんでもいいや～と横着したのがマズかったようです。
結局、コレは使えないとなり新しい１０キーを買うのも癪だと思っていました。

お、そうだ。倉庫に誰も使っていない（であろう）古いキーボードがあったはず。
もちろん会社の備品です。
他の用事で部署別の倉庫に入ったときに偶然『いくつか』の古いキーボードを前に見た記憶があります。

古いといってもＵＳＢ接続可能なタイプです。
早速行ってみると同じタイプの古いキーボードが二つほど埃まみれで置いてあるじゃないですか。
どう見ても３年以上は同じ場所に置きっぱなしです。
廃棄する予定がそのままといった感じです。まぁいずれは使うだろうと思ったのにそのまま忘れ去られたといった具合でしょうか。

よし、ここはエコの精神です。埋もれた遺産を有効活用しましょう。
という大義名分の元、平たく言うとかっぱらってきたわけです。わっはっは。
『ねずみ小僧参上！』と張り紙を残した訳ではありませんが、４年使っていましたがどこからも返せと言われませんでしたよ。
つまり、Ａ４ノートＰＣにキーボードを付けて使用していたわけです。

さて、今年になりＰＣがまた新しくなりました。
今度はＡ５ノートとなり、コンパクトになりました。会議に行くときに便利になります。
ただ、コンパクトというのは画面も小さいという事です。そして当然１０キーなんてありません。
今回も、ご愛用のキーボードの出番のようです。
しかも、画面が小さいときています。

実際に使ったら本当に小さい。そこで家にあった昔の１５インチのモニターを持ってきて繋げました。（面倒くさかったです）
昔のテレビと同じ３対４の大きさです。ワイド画面が当たり前の時代にあえてのこのサイズです。時代に逆行ですね。
それでも、ノートＰＣの画面より大きいんですもの。

本体のノートＰＣは段ボールの箱に縦置きで置いて、そこに１５インチモニターを接続、拡張ＵＳＢハブでキーボードとマウスを装着です。
あれ？どうみてもデスクトップＰＣじゃん。
しかも、一番きれいな本体を汚い箱に入れて、中古のモニターとキーボードを使用しています。

『折角、新しいＰＣなハズなのに、ちっとも新しさが無いねぇ（笑）』
とは上司の談。うーむ確かに。

情報システムにいる人からは
『うわ、変なことしてる。あ、しっかり熱廃棄のための場所も開けてあるんですね。変にマメですね』
と、褒めてるのか貶してるのか解らん言葉を頂戴しました。

さて、この軽くて小さく持ち運びに便利なＡ５のノートＰＣになってから、未だに一度も会議や打ち合わせをしたことはありません。
あれれ？


あ、今回の日記は何が言いたかったと言いますと、ノートＰＣの蓋って閉じるとＯＳがスリープ状態（画面が消えちゃう）に必ずなると思っていたのです。
ですから、このような にわかデスクトップにするためにノートＰＣの蓋が閉じないような小賢しい工夫をしていたのですが、情報の人に

『あ～、閉じてもスリープにならない方法がありますよ』
と、軽く言われました。まじで？
丁度、手元にあったラムネ３つでやり方を教えて頂きました。

いやー、一つお利口になっちゃいましたよ。パソコンって奥が深いですね。うんうん。