少女の鎖
- カテゴリ:自作小説
- 2012/02/11 14:26:58
少女は鎖に繫がれていました.
『貴方の生きるこれからの人生はママ達に任せてね』
幼い頃にしか逢ったことのない母に言われた事を今の16年間守っていた
バイオリン、ピアノのレッスン
毎日メイドと執事が部屋の前に居て、
外に出ていいのは食事とトイレ、お風呂に浸かる時だけ。
自由なんて知らなかった.
これが私の思う当たり前だったから知ろうともしなかった
________...
「お嬢様!何故お分かりになってもらえないのですか!」
「ハァ..ごめんなさい、クレアさんッ」
少し仏頂面をしたのは清楚な服に包まれた少女リリー
その目の前に立っているのは教育係のクレア
「お嬢様は何故メイドが目を離したすきに勝手に足を運ぶのですか!」
「..だって私が外に出て良い時なんてほとんど無いじゃない!」
「ハァ..外はとても危険なのだとあれほど言ったではありませんか!!」
クレアに言い返されたリリーはこれにまた反発した
「危険なんかじゃないわ!、お花だって小鳥さんだって可愛いのよ!?」
「鳥でしたらお嬢様のお部屋にインコが一匹いるではありませんか!」
「..この前一緒に寝たら次の日死んじゃってた..」
「なッ..その死骸はどうしたのです!」
「え..外の庭に埋めてきました」
教育係のクレアは白眼をむき、フラフラと倒れた.
メイドが駆け寄り、その間にリリーは自室へと走って行った
『貴方の生きるこれからの人生はママ達に任せてね』
幼い頃にしか逢ったことのない母に言われた事を今の16年間守っていた
バイオリン、ピアノのレッスン
毎日メイドと執事が部屋の前に居て、
外に出ていいのは食事とトイレ、お風呂に浸かる時だけ。
自由なんて知らなかった.
これが私の思う当たり前だったから知ろうともしなかった
________...
「お嬢様!何故お分かりになってもらえないのですか!」
「ハァ..ごめんなさい、クレアさんッ」
少し仏頂面をしたのは清楚な服に包まれた少女リリー
その目の前に立っているのは教育係のクレア
「お嬢様は何故メイドが目を離したすきに勝手に足を運ぶのですか!」
「..だって私が外に出て良い時なんてほとんど無いじゃない!」
「ハァ..外はとても危険なのだとあれほど言ったではありませんか!!」
クレアに言い返されたリリーはこれにまた反発した
「危険なんかじゃないわ!、お花だって小鳥さんだって可愛いのよ!?」
「鳥でしたらお嬢様のお部屋にインコが一匹いるではありませんか!」
「..この前一緒に寝たら次の日死んじゃってた..」
「なッ..その死骸はどうしたのです!」
「え..外の庭に埋めてきました」
教育係のクレアは白眼をむき、フラフラと倒れた.
メイドが駆け寄り、その間にリリーは自室へと走って行った
______今日、彼女は決心したのだ____
ドアの前に無理矢理本棚を押し、あちら側からは入れないように、
そしてメイドの更衣室から持ってきたメイド服を着用し、
釘で打たれた窓を釘抜きで引き抜くと
蒼く雲が泳ぐ空が見えた.
ガチャッ__バンバンバンッッ
「お嬢様!!、お開けになってください!」
「早くしないとッ..」
窓の下へとロープを垂らし、
ベットに繋いで足を窓の外へと運んだ
「お嬢様!!」
クレアのドアを叩く音が鳴り響く.
リリーが振り返った瞬間本棚は動き、
ドアの前に無理矢理本棚を押し、あちら側からは入れないように、
そしてメイドの更衣室から持ってきたメイド服を着用し、
釘で打たれた窓を釘抜きで引き抜くと
蒼く雲が泳ぐ空が見えた.
ガチャッ__バンバンバンッッ
「お嬢様!!、お開けになってください!」
「早くしないとッ..」
窓の下へとロープを垂らし、
ベットに繋いで足を窓の外へと運んだ
「お嬢様!!」
クレアのドアを叩く音が鳴り響く.
リリーが振り返った瞬間本棚は動き、
隙間からクレアが部屋に入ってきた
「お嬢様!!!何を!!」
「ママにはこう言って頂戴、もう疲れたわってね!」
リリーはロープにまたがり,颯爽と地面に降りて行くのを見て
教育係のクレアはキャーキャ‐言いながら血相を変えて騒いでいた.
___
ちょっと前にピクシブに上げたものです
「お嬢様!!!何を!!」
「ママにはこう言って頂戴、もう疲れたわってね!」
リリーはロープにまたがり,颯爽と地面に降りて行くのを見て
教育係のクレアはキャーキャ‐言いながら血相を変えて騒いでいた.
___
ちょっと前にピクシブに上げたものです