不検出
- カテゴリ:仕事
- 2012/02/09 00:47:37
先日の抜き取り検査の結果、表示に書かれていた3種類の着色料の内、「赤色105号」が検出されなかった検体があったため、その検体を出してくれた業者さんの所へ行ってきました。
事前に過去の事績を見たところ、その業者さんが複数の着色料を混ぜるのではなく3種類が混ぜてある製剤を使っていて、過去にも3種類の内で別の着色料が検出されなかったことがあったらしい。
で、調べてみると今回検出されなかった「赤色105号」は酸性領域で不安定となっていました。
そして、一緒に使っている保存料のソルビン酸は、酸性領域で効果が強くなる。
なる程、保存料を効かせると、こっちの着色料が分解される可能性が出てくるのか。
解決。
と言うことで報告書を回覧したら、係内にいる若手の獣医さんが、その理屈が解らない、と。
酸性で不安定、と言うことと、今回の「赤色105号」が検出されなかったことが結びつかなかったらしい。
も、学校に戻って化学を勉強し直しなさい、と言いたいのをこらえて説明してあげました。
・・・、3種類の着色料の資料の他に、ソルビン酸の資料もつけて回すべきだったかな?