【短編】Schnee
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/02/05 09:50:23
予報では、大雪だと言われていたこの地域。
その上午後六時には十センチも積ると予測されていた。
それを見ていた少女は、
「雪かぁーこんな日の自転車通学って大変なんだよね」
と、親に聞こえるように呟いた。
が、少女は心のどこかで雪が降り、積もるのを楽しみにしていた。
午前十時十分。
授業中に一人の男子生徒が言った。
「うわー外やべぇー」
その声に皆して窓を見た。
予報で言ってた以上に雪は大量に降っていた。
それからそれを見た少女は早く家に帰りたい気持ちになった。
帰宅後、ふと家の前に雪が積もったのを見ると驚いた。
辺り一面銀世界。そんな景色に目を奪われる。
と、そこに一人の少年が話しかける。
「あ、お姉ちゃんお帰りー」
「……」
もう少しこの銀世界を眺めて居たかったが一部分だけ雪が無く、その場にあった雪は少年―弟の手の中にあった。
「風邪引いても知らないよ」
「大丈夫だって。お姉ちゃんも遊ぼうよ」
これでも一つ下の弟なのだがする行動がその辺の小学生と変わらない。
それを見た少女は小さく鼻を鳴らし家の前に自転車を置きに行った。
――そして自転車を止めた後荷物を括りつけたまま下へ降りた。
最初は弟と雪合戦した。
そんな中でも雪はこれでもか、と言うほどに降っていた。
その後かまくらを作ろうと言いだした弟は、作る場所辺りの雪をかき集めて土台を作り始めた。
それを見た少女は小さなかまくらを作ろうと雪を丸めていたが、ふと何かを思いついた様に転がし始めた。
雪玉を転がしてる少女を見た弟は土台を放ったらかしにしたまま少女と同じ雪玉を作り始めた。
「じゃあ体の方作るね」
「じゃあ僕頭ー」
「親子にして作っちゃうか」
「子供の方の体は僕が作るからねー」
「私頭を作ればいいんだね」
そんな会話をしながら、刻々と時間は過ぎていった。
やがて少女とその弟の手により親子雪だるまを作った後、少女は空を見上げて言った。
「…そろそろ帰ろっか」
「うん」
弟は手に持っていた雪玉を空に向かって投げた。
その雪玉は放射線を描いて地面の所で割れた。
それから弟は手袋の雪を掃い、家へ戻った。
少女も手袋の雪を掃い落す。
戻ろうとタイルの上を歩いたが不意に後ろを向いた。
それから二人で作った親子雪だるまに歩み寄り、親の方の雪だるまに片手を置いた。
そして呟く。
「今日の雪が今年で初めて。15歳の私にとってこれが最初で最後の雪になるのかもしれないね」
しんしんと降り続ける雪を見上げた後、視線をまた雪だるまへ移す。
「この雪だるま達が溶けた後の私は、もう高校生なんだろうな」
静まり返った集合住宅に、少女の呟きだけが響き渡った。
=============================END
≪後書き≫
オチはないですハイ((
単に小説書きたかったんですただ勉強が嫌でこうやって現実逃避してる訳じゃないんですよ
来週に前期選抜だからこうやって現実逃避してる訳じゃないんですよ((蹴
ちなみにこれは実 話 で す 。
少女=私 弟=零炎
と、なってます←
全く受験が控えてるって言うのに遊んでたら駄目だよね!!((ハ
翌日友達に言ったら「アホか」って言われてしまった^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^
まあ当然だけど^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^
※書き忘れてた、タイトルはドイツ語で「雪」ですbbb
後書きは此処までとして。
来週9日には前期選抜…まあ試験ですね。
その時行かなきゃいけないのですが…聞いたところもの凄く遠いのだとか。
これはヤバい…遅刻しない様に今回は電車で行けって言われてるけど、
途中で乗り換えとか聞いてないよ^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^p^
後どうでもいいけど凄くお腹が痛い。
何かは知らんがこれは絶対お腹下したな…\(^o^)/アイヤー
体験談だけどどの辺がwwwwwwwwwww
どうした白にゃん((