ユキ、おまえを愛してる(第3話)
- カテゴリ:自作小説
- 2012/01/24 15:57:01
私は暖かい腕の中でまどろんでいる。
どうやら、私を抱きかかえた者は動物病院を探しているようだ。
トントントン・・・
閉まった扉をノックしたが返事が無い。
これで3軒目だ。
その間にも雪は容赦なく降り続いている。
私が暖かい訳は、セーターにくるまれているからだ。
彼は自分の着ていたセーターを脱いで私を包んでくれた。
まどろむような暖かさだ。
でも彼はトレーナー姿で寒そうだ。
雪が彼の肩に降り積もっている。
夜間なのでみな閉まっていたが、ここの4軒目ポチタマ動物病院と看板が出ている病院に灯りがついていた。
まだ先生が中に居るようだ。
「すいません。診て貰いたいのですが。」
中から若い女の先生が顔を出した。
「どうしたの?」
「猫が倒れていたんです。」
「どれ。見せて。」
先生は中に招き入れると私を診察台に寝かした。
(お願い:この作品は小説大賞応募予定作品につき、作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦ください。☆一部名称等は投稿時に変更することとする。☆この作品の著作権はわむたんに帰属します。)
まだほんのさわりの所だけど、これから盛り上がっていくんだよ\(^o^)/
乞うご期待(^O^)/
4軒も病院を回ってくれたのね~。
きっときっととても素敵な人だ~❤