☆エリダヌス座
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- 2012/01/03 00:12:16
この星座の探し方は、オリオン座のリゲルの右脇から南西へ伸びる3等星と4等星のジグザグな並びを目印にします。ここがエリダヌスの始まりになります。そして、そのまま地平線に向かっていくと1等星アケルナルが見つかりますが、そこがエリダヌスの終わりになります。ただし、南端は天の南極近くになり、日本から観測することができません。
これはプトレマイオス(トレミー)の48星座の一つです。
エリダヌス座は全天でも6番目に大きい星座で、オリオン座のリゲルのそばから南天の大マゼラン星雲のそばまで達します。ただ、日本で見ると半分が地平線の下へ隠れてしまい、アルファ星のアケルナルは見ることができません。
昔から雄大な大河を表した星座で、エジプトではナイル、バビロニアではユーフラテス、イタリアではポー川と、いずれも大河にちなんだ名前で呼ばれていました。
ギリシア神話では、伝説のエリダヌス川のことを指します。太陽神ヘーリオスの息子フェアトンは父親を尊敬していましたが、友人達は誰も、彼の親が太陽神だと信じません。ののしられた彼は太陽の戦車に乗って天へ駆け上って行きました。しかし、太陽の戦車はヘーリオスでさえ操るのが難しく、フェアトンは暴れる馬の手綱をついに放してしまい、戦車は天地を焼きながら暴走しました。ゼウスはこれを見て、仕方なく雷を落とし、フェアトンは空からこの川に落とされ死んでしまいます。
明けましておめでとうございます。
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