♪ニコッと時代劇 ~宝珠の巻~ 其の三♪
- カテゴリ:自作小説
- 2011/12/30 20:34:51
姫「蒼、紅。早まるでない。
そこを退け。
障子の向こうにおるものには心当たりがある。
この珠を預かりに来たのであろう。」
うさぎ姫は障子を開けた。
すると、真っ青なベビードラゴンがパタパタと羽ばたいて
姫の頭にちょこんと乗った。
姫「思い出したのじゃ。
昨年の年越し、黄色と黒の縞の入った大きな猫が、
わらわにこれを届けに来たのじゃ。」
蒼「…それは寅で御座いますね。」
紅「…落ちが読めてきましたよ。」
姫「毎年の干支の代表者がこの宝珠を預かり、
一年を見守るべしと仰せつかっておる。」
蒼「…誰に、で御座いますか?」
姫「なに、誰でもよいではないか。」
紅「姫様は兎年の代表者だったのですね。」
姫「そういうことになるな。
この魔法の水晶玉をこ奴に渡せば、わらわの大きな今年の仕事も終わる。
ほれ、持つがよい。」
ベビードラゴンが左手に珠を持つと、見る間に大きな白き守護龍になり、
姫を背中に乗せて飛んで行ってしまった。
紅「…。」
蒼「…。」
紅「…やられた!」
蒼・紅「姫様~!!
大掃除が済んでおりませぬ~~~!!!」
こうして、お騒がせな姫の年末は過ぎていくのでした。
♪皆さんのところに「白き守護龍」はいますか?
それが、もしかしたら城から飛び出ていった龍かも知れません…。♪
♪劇終♪
~後書き~
久しぶりの姫様シリーズです。
年末の忙しい時なので、
3日連載で終わるものを…と
書いてみました。
いえいえ、ドラゴンと龍は別物と重々承知しておりますが、
そこはそれ、ご都合主義ということでご勘弁ください♪
ということで、今回の「宝珠の巻」、如何でしたでしょうか。
また来年も「ニコッと時代劇」とうさぎ姫をどうぞよろしくお願いいたします♪
♪最後まで御愛読ありがとうございました♪
ということは、
あの龍は来年へびに渡すのであろうな。
…想像しにくいが。
掃除をせずにすむのなら
どこだってよいのじゃ。
またあるかどうかは神のみぞ知るじゃ。
龍とドラゴン…別物ではなかったのかや…?
わらわが帰ってくるかどうかは
龍に聞いてくれ。
楽しみなことほど、
なかなか来なくてあっという間に過ぎるものじゃ。
素晴らしいアイディア。これはいいww
残念だが、またありそうで楽しみです^^
え?
ドラゴンと龍は別物!!
東洋西洋で意味合いが違う事は知ってたが・・・
…まさか姫様、12年後まで帰って来ないとか無いですよね(笑)
ニコッと時代劇、ひそかに楽しみににしていますww
今年ももう終わりですね><
一年間(たったでしょうか?)ありがとうございました^^
姫様、なみだうさぎさん、
どうぞ来年もよろしくお願いします♪
龍を呼べば一発で掃除から逃げることができるぞ。
龍を呼ぶのじゃ!!
わらわが望んで冒険に行くのではない。冒険がわらわを呼ぶのじゃ。
冒険も、新年はお休みではないかのう。
げーむもないし、こんびにもないが、龍がいる。
こんなわらわの世界はなかなか快適じゃぞ。
龍の背中は長いから、誰でも乗り放題じゃ。
わらわのように心が綺麗なものでないと乗れないがな。
わらわが帰った時にはすでに終わっておった。
なぁに、わらわが手を下すほどでもなかったようじゃの。
せっかく大掃除をしようと思っておったのにの~。
残念だったの~。
見事であろう!
全部計算ずくであった!…とは口が裂けても言えぬ。
別に逃亡しようと思って逃げたわけではないぞ。
あれは龍が勝手に…もごもご。
そういう手が有ったか!!
うむ・・・良い勉強になった \(・0・)/ワー!
一緒に姫さまの時代を冒険したかった(笑)
また次回も期待してますよ!
短編なのもいいし、楽しませていただきました♪
いっしょに連れてって~
3回物も楽しかったですよ。
次回作も待ってますね(*^-^)ニコ
今回も楽しませていただきましたღ◠ ◡ ◠ღわーい
今年一年、お世話になりました♪
来年もよろしくお願いいたします。
年明けの時代劇を楽しみにしていますね^^
いろいろなご活躍、楽しませていただきました。
来年も楽しみにしておりますーーー<(_ _)>
今年も楽しませて頂きました、またのご来場楽しみにしております(平伏)