褒め上手・食べ上手・作り上手
- カテゴリ:30代以上
- 2011/12/25 01:30:35
『ひとり暮しをするとあまり料理を作らなくなるってよく聞くけど?』
『作らなくなったね。食べたい物を作る楽しみはあるんだけど(中略)作
りながら食べるし 改めて食卓に並べる時には気分も冷めてるのね』
昨日からずっと読んでる「けっこん・せんか(檀ふみ・阿川佐和子著)」
から 檀さんの問いに答える阿川さんのお言葉です☆
『だから、父や家族といた時はそれが煩わしいと想ったけど、そう言う
意味ではやっぱり食べさせる人間は必要だと想ったし(中略) ”何か
食べる?”って聞いた時に ”別に”とか何でもいいみたいに言われる
と、やっぱりどこかつまらない』
『母の友だちのご主人が何作ってもおいしい、おいしいと言う感じで、
無批判にただパクパク食べちゃう人なもんで、料理が段々手抜きにな
ってしまったんですって(中略) 料理は自分自身と向き合っているだけ
では磨かれないところがあるみたいね』
『(料理に)うるさい人と言うか、やはり食べ上手と言う人が欲しい』
『そう、褒め上手、食べ上手』
『食べ上手、褒め上手が、作り上手を作るんじゃないでしょうか』
『大学の先輩が
”結婚するならとことん食べ物に口うるさい相手がいい。それで、
これでもかと言うふうに、それに挑戦することが生き甲斐になる”
って言ってたのを聞いて、冗談じゃないと想ったの。あまり父がうるさか
ったから、その頃』
食べることにも料理をすることにもほとんど関心もスキルもないジオ
ですので お二人の会話を読みつつただただ感心してしまいました☆
『そっか~ ”何か食べる?” ”別に”はダメだったんだ~(苦笑)
いっしょに暮す相手としては ほんと~に”食べさせ甲斐のない相手”
だったんだなぁww』
同じ本の中で文芸評論家の福田和也さんとの鼎談で
『我ら焼肉を愛す』と言うのがあり その中では↓の様に語られております☆
福田『おふたりともよく召し上がりますね。僕は経験則として喋らない女と
食べない女は信用できない。』
檀 『男の場合は・・・私、喋らない男は好きだけど、食べない男は信用できません。』
阿川『そうね。食べ物で、あれ嫌い、これ苦手とか言う人は、概して人間に対しても
好き嫌いが激しいと想う。』
福田『昔の話ですが、一緒に歩いていて、突然口数が少なくなって、あれ機嫌を損ねた
のかな?と想って理由を聞くと「お腹空いた」といった女性がいて、感動しましたね。』
檀 『まあ、サワコちゃん、あなたぴったりじゃないの』
阿川『私の担当編集の人が、阿川は扱いが簡単だって言うんです。たくさん食べさせときゃ
機嫌がいい。ちょっと機嫌が悪そうだな、と想えば先にエサをやればいい、と。』
まさに『食は人なり』でございますねぇ^^
やっぱり自分のためだけにご飯を頑張って作る気にはならないそうです(。。)
離婚、別の人と再婚した料理上手な友達が、最初の旦那には作るのも面倒だったけど、
再婚した人には普通に料理しても、何かもう一品作ってあげたいって思うって言ってました。
料理は愛情で変化します!
あまりにも口うるさい場合は嫌ですね、その人が料理人なら
仕方ないけど、自分で作った事がない人が口うるさかったら
勘弁です。
料理にあれこれ言われたら 「じゃあ自分でやんなよ!」って思います。
あれこれ挑戦しようとか全く思いませんね。
私は出されたものは好きでも嫌いでも黙って全部たいらげる人が好きです。
こういうことは個人によってかなり差があると思います。
ジオさんも「何か食べる」と聞かれて「別に」と答えた時に
その答えで満足してくれる女性を選べばいいのです。
全ての女性がこういう↑母性溢れる世話好きの女性ばかりだと思ったら大間違いです。
手抜き大好きな女性もたくさんいますからジオさんはそっち方面の女性を選べばいいんじゃないですかね。
味覚の似ている人だとラクでいいなぁ〜〜
一人分だと、つい好きな物しか作らなくなるのよね。
あ〜〜あ。