現在は過去の延長線上にある。
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- 2011/12/23 10:49:39
今年心と記憶に残ったこと…
大きいところは、やはり東日本大震災じゃないでしょうか。
その時刻は、福岡の派遣先で図面とにらめっこしていました。
隣の席の社員さんが、休憩から戻って来て、
東北で地震だってー、っと話しました。
ちょうどその時刻に、事務所で椅子に座っていたわたしも、
ちょっと揺れた気がしていたのでー、同時に地震かしら?
と、考えていたのですが…
最初はまた地震かーくらいだったのが、
日を追う毎に大変なことが判って来て、
どうなっちゃうんだろう?って、不安になって、
それでも、九州の福岡は平穏に日々が流れて、
わたしたちは、被災した人達を支えるためにも
普通の日々を維持して行くしかない、
仕事の時間、残業もがんばって、
ちょっと、がんばり過ぎて~
派遣会社さん側から注意を受けてしまいました(笑)
わたしにはささいなことしか出来ない。
けれど、長くながく続けていくことこそ、
支える力になるんじゃないでしょうか。
原発事故は、残念でした。
周囲に暮らす人々の日常が奪われてしまったことが
残念でなりません。
昔のチェルノブイリやスリーマイルの原発事故の際の経験が
全く生かされていなかったこと。
多くの予算を割いて作られて来た、安全のための周辺技術、
予算の無駄遣いと切り捨てられ、失われて来たものたちが、
今この時に必要になって、必要なカードが無い手詰まり
高放射線域での作業を行うための遠隔操作ロボットは?
4本足のケンタウロス型のロボットは、完成したけれど、
どこの現場もイラナイって言って捨てられてしまいました。
日常運用には必要無いでしょうけれど、
瓦礫の山を越えて、人の代わりに作業を出来る様な、
それを出来る様に考えられたものに勝るものは、
その辺にあるとは思えません。
緊急事態に作業員を補佐するはずだった、
エキスパートシステムは?
AI 研究開発は廃れてしまって久しいけれど、
きちんと情報を整備してあったなら、
運転員の経験したことや、日常訓練に無い情報も
緊急冷却装置の操作方法についても、
提案が出来ていたんじゃないかと悔やまれます。
信念を持って続けることが大切なんじゃないかな。
(そこの居る"そんなのムダだ!"って、なんでも捨てちゃう人。
大丈夫?後で泣いても取り戻せないものって、あるのよ?)
家財が壊れたり、周辺の家でも損壊や液状化があったり
断水や物不足、交通機関の麻痺そして原発事故と
今思えばよく冷静だったなと・・・
逆に時間がたって被害が判ってくると妙な虚無感で
少し心に影響があったように思います。
原発事故の関しては、震災直前に福島関係の仕事を
していた事もあって、技術が自然に敗北したような
諦めの境地もありました
これから廃炉にむかって困難もあると思うと
長いスパンで見て行かないといけないなと・・・