曇り空
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/12/21 17:06:31
窓の外を見上げて
灰色の世界が広がっていたとき
果てしない不安や
どことない寂しさが
ふっと舞い降りてきた気がする
人はやっぱり
太陽の光なしでは
生きていけないのかもしれない
どんなに太陽が
有害物質を放っても
それにどんなに
体が蝕まれようと
太陽から完全に離れられないのは
生きていけなくなるから
心が影に包まれてしまうから
冬はこんなことを思う
都合がいいね
夏は散々嫌うくせに
夏は散々逃げるくせに
でもそんな都合の良い人間に
ずっと光を与えつずけてくれる太陽は
とても優しい存在だね
人はいつでも
優しさに触れられるんだ
***********
授業中に
ぼんやり書いていたものです