カルタゴの運命
- カテゴリ:小説/詩
- 2011/12/19 18:37:34
年の瀬のせいか今月はまだ1冊しか本が読めていません><
「カルタゴの運命」は、SF作家眉村卓さんが書いた歴史SF小説です。
眉村さんといえば、「なぞの転校生」や「ねらわれた学園」が有名ですね。また、眉村さんが一年の余命宣告をされた奥様のために毎日一篇の話を書き続けた実話に基づく「僕と妻の1778の物語」は映画にもなったので観た方もいるのでは。
それではどんな本か?ちょっとあらすじを紹介。
アルバイト誌の変な求人広告に惹かれて、フリーターの主人公が人間文化研究所なるところへ出掛けて行くところから物語は始まります。その研究所で告げられたのは、これからある“ゲーム”に参加し正規メンバーとともに補助員としてゲームの手助けをするということ。そのゲームとは、紀元前のポエニ戦争当時のカルタゴに時間航行して武将ハンニバルの暗殺を阻止する手助けをするというもの。補助員はもう一人おり、彼は戦前生まれの日本人。育った環境の違いからくる二人の考え方の違いや通商国家カルタゴと現代日本の重ね合わせがよく表現されています。そして人類ではない存在が、歴史に干渉し微修正しながら歴史が動いていく。
そういえば、映画「アジャストメント」でも人生を微調整するメンバーが主人公に干渉していましたね。この手のテーマでは、人類を超えた存在が必ず出没する・・・
それではどんな本か?ちょっとあらすじを紹介。
アルバイト誌の変な求人広告に惹かれて、フリーターの主人公が人間文化研究所なるところへ出掛けて行くところから物語は始まります。その研究所で告げられたのは、これからある“ゲーム”に参加し正規メンバーとともに補助員としてゲームの手助けをするということ。そのゲームとは、紀元前のポエニ戦争当時のカルタゴに時間航行して武将ハンニバルの暗殺を阻止する手助けをするというもの。補助員はもう一人おり、彼は戦前生まれの日本人。育った環境の違いからくる二人の考え方の違いや通商国家カルタゴと現代日本の重ね合わせがよく表現されています。そして人類ではない存在が、歴史に干渉し微修正しながら歴史が動いていく。
そういえば、映画「アジャストメント」でも人生を微調整するメンバーが主人公に干渉していましたね。この手のテーマでは、人類を超えた存在が必ず出没する・・・
確かに大震災以降、物事に対する考え方を変えた人が増えたような気が・・・
こいう作品も書かれていたのね。
そういえば、今年の日本を襲った、一連の大災害&人災も、
人類でない、人類を越えた存在が、アジャストメントしたのかしら(汗)。