ドラマ【相棒ten】【家政婦のミタ】
- カテゴリ:テレビ
- 2011/12/15 11:20:31
【あらすじ】重油に近い物質を生成するバクテクロリスという細菌を発見した大学教授・高松が、研究室で死亡した。高松の死亡で、研究は暗礁に乗り上げるかと思われたが、主に研究を進めていたのは共同研究者の栗田で、高松は資金集めに奔走していたと言う。当初、高松の死因は病死と思われたが、杉下の助言で、硫化水素による窒息死であることが判明する。 【あらすじ】三田は再び阿須田家で働くようになるが、相変わらず笑わず、一緒に食事をせず、外出も業務命令でなければ一緒に行こうとしなかった。しかも、最近は死んだ夫と息子の幻覚に悩まされていた。海斗が、参観日の授業で読むため、母親への感謝を作文に書くという宿題に困っていた。一方、恵一への恋心を自覚したうららは、思いを振り切るため見合い話を受けようとしていた。
【感想】えっ…今回あの櫻井氏の本なんですか? 悪い意味で、ちょっと意外。というのも、つい2週ほど前にあった「すみれ色の研究」で、同じようなシチュエーションの話があり、どちらかというとそちらの展開の方が感動的で面白かったと感じたからです。恐らく社会派の好きな櫻井氏のことなので、日本の将来がかかった研究を取るか、遵法を取るかというテーマだったと思うのですが、そんな社会的なテーマも、すみれ色の方で妻の無念を思い自分の娘を救うため、自分の夢を捨てて新しい研究に取り組んだ研究者の人情劇には、ちょっと負けるかなと思ったからです。すみれ色の方も、殺人のトリックや犯人の追及は大したものではありませんでしたが、今回は硫化水素という少し目新しい点はあったものの、犯人の追及の仕方に疑問が残り、結果最初から怪しい人物が結局犯人だった今回より、意外な人物が犯人だったすみれ色の方に、個人的には軍配が上がるかな、と思いました。疑問が残った点というのは、栗田にバクテクロリスと髪の毛を提出させたのにも関わらず、栗田が仕掛けた罠に乗って、殺人未遂罪まで追加する必要が、果たしてあったのかってことです。何故髪の毛の鑑定結果を待たなかったのでしょう? 髪の毛の鑑定結果だけでは、逮捕に到らないと踏んだんでしょうか? しかし、新たな罪を重ねさせることはなかったのにと思います。これも杉下の正義の暴走なのでしょうか? 思うに、今シーズンはシリーズ構成がめちゃくちゃで、前半重い鬱展開が続いたかと思いきや、ここにきて似たようなネタが1週置きで続き、複数の脚本家が担当しているので、いろいろと面倒なことがあるとは思いますが、もうちょっと何とかならんかったんかいな。今年はもうこれで最後で、次回は元日スペシャルのようですが、さすがスペシャルだけあってゲストが豪華で、本も愛ちゃんなのでちょっと楽しみです。
【感想】もはや社会現象とも言えるこのドラマですが、私の周囲ではびっくりするほど話題になってませんな。「承知しました」「それは、~が決めることです」「それは、業務命令でしょうか?」「あります」など、流行語にもなりそうな名台詞がいっぱいあるのに、時期が悪く流行語大賞の候補にもなりゃしない。さて、三田もかなり人間的な気持ちを取り戻したようで、それがかえって夫と息子の幻覚となり、彼女を苦しめていたんですね。誰でも、大切な誰かを失うと、ふとしたことで思い出すことがあるものです。三田の場合、強い自責の念があるので、悲しいだけではなく、思い出すことによって苦しくなるんでしょうね。彼女が感情を抑えていたのは、感情を出すことが苦悩につながるからだったのかもしれないですね。しかし、自分を健気に慕ってくれる阿須田家の子供達と接することで、抑えつけていた感情がどんどん膨れ上がってきてしまい、それが彼女の流す涙であり、阿須田家の人たちに話す自分の「思ったこと」であり、夫と息子の幻覚なのでしょう。これらはすべて、同じ原因なんですね。今まで子供たちが、やたら三田にこだわるのは何でだろうと思ってたんですが、お母さんが欲しかったからなんですね。めちゃめちゃだった家の中を綺麗に片付け、母親と同じ味の食事を作り、バラバラだった家庭を修復した彼女を、母親として受け入れたいという気持ちが、彼女の人物像を知りたがるという行動につながったってことなんでしょうな。しかしあっさり承知するとは…w いつもは次回予告読まない方なんですが、今回はちょっと読んでしまいました。そしたら、恵一と結婚するとか書いてありますよ。とはいえ、子供達の母親になるためだけの、愛のない結婚ですよね。どうなるんだろう…(;´Д`) うららはどう思うのかな。あの見合い相手、なかなかよさそうな青年ですよね。勝地だし。あんごー!(謎) あ、あと、隣のババアが出て行ってほっとしましたよ。さすがクソババア、最後っ屁かましてましたけどねw 次回最終回、見逃せないですね。結局かなりハマっちゃったな。次回は9時からスペシャルもありますよ。相棒が今週で終わってよかったよw
これだけ遅れてしまうと諦めてしまう人も多いのに、ちゃんと見てるのは偉いです。
バクテクロリスではないと思いますが、微生物から燃料を作り出すという研究が
行われているという話は聞いたことがあるような気がします。
全然実用段階ではなさげでしたけども。
セリフの件は私は気づかなかったのですが、間違いなくわざとでしょうが、
そこを重ねてきた意味はよくわかんないですね。
ソン君流のあてつけなのかなーと思ってみたり。
栗田教授がバクテクロリスの研究を続けていたら、日本はこんな生活から抜け出せる事が
できたかと思うと、本当に無念に感じてしまいました。。。
自分で蓄積した毒が命取りになった。←この台詞なんだか重いですw
今回まかろんが注目したのは、右京さんとソン君のセリフです^^
冒頭で右京さんがソン君に「事件でもないのに調べるのですか?」って問いに
「わずかでも可能性があるなら・・・」
ラストのシーンで、ソン君が採取したバクテクロリスを大学に
「わずかでも可能性があるなら・・・」返すと。
似てきたのか? わざとなのか?
それともたまたまなの?(笑)