☆オヒツジ座
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- 2011/12/14 00:13:20
この星座の探し方は、アンドロメダ座のすぐ南隣で、α星ハマルから「ヘ」の字形に連なる星の並びを目印にします。それほど目立つ星座ではないので、見つけにくいでしょう。
トレマイオス(トレミー)の48星座の一つで、黄道十二星座に属し、昔から重要な星座として注目されています。黄道十二星座の最初の星座であり、2000年前にはここが太陽の出発点である春分点がありました。(現在では西隣のウオ座からミズガメ座に移りました。)
この星座はバビロニア語、ギリシア語、ペルシア語、エジプト語で古くからオヒツジ座と呼ばれていました。
英語で春分点を「First point of Aries」つまりオヒツジ座と呼びますが、これは紀元前に春分点がこの星座の中にあったため、バビロニアでそのように言われたことの名残です。
ギリシア神話によると、ポエオチアの王子フリクソスとその妹ヘレは、継母イーノに憎まれていました。そしてイーノの策略で、生贄にされて殺されそうになりました。天上でこのことを知った実母ネペレは、子供達を救うために伝令の神ヘルメースから授かった黄金の毛を持った空を飛ぶオヒツジを使わしました。オヒツジは救い出した子供達を背中に乗せて、コルキスに向かって飛びましたが、アジアに入ろうとした時下を見てめまいを起こしたヘレは、オヒツジの背から落ちてしまいました。
それでも無事にコルキスに辿り着けたフリクソスはオヒツジを生贄にしてゼウスに捧げ、黄金の毛皮はコルキス王アイエテスに贈りました。この金毛の皮が後に空に上げられ星座になりました。また、この毛皮はアレースの森の木に打ち付けられ、夜も昼も眠ることのないリュウ座が守っています。
他に、ヤギ座で紹介したように怪物テュフォンがエリダヌス川での酒宴を襲った時のことです。
神々は動物に姿を変えて逃げたのですが、その際ゼウスは羊になったことから、その姿がゼウス自身によって星座とされたと言う話もあります。
子どもの頃読んだきりなので、あまり覚えていないのですが、
今読んだら面白そうです。
知らなかった。