調伏法とは
- カテゴリ:その他
- 2009/05/27 20:44:55
「調和制伏の略で、悪意のある霊を祈祷によって教化し、その悪心を捨てさせて、無害にするだけでなく、場合によっては当事者の守護神にまでしてしまうというものである。」
(「悪霊と悪霊祓い師」豊嶋泰國 『もののけと悪霊祓い師』所収)
調和制伏の略とは、初めて知りました。勉強不足です。
この文章を読んでいる時、これ豊嶋泰國氏では?と思って、名前を見たら豊嶋氏でしたよ。ビンゴで笑った笑った。
豊嶋氏は福井県の土御門神道本庁の夏越の祓えで初めて見かけて(この時、加門七海氏も来ていた)、大阪・安倍晴明神社での御神忌壱千年祭での基調講演も聞きに行きました。
オカルト系に強い人で、晴明伝説についての文書レポートもあります。
ためになったねぇ、ためになったよぉう
abel 様
前後を書いておりませんでしたが、これは密教の調伏について書かれたものです。
調和制伏というと、ご指摘の通り、大陸的な感じしますね、得心しました。
密教僧の調伏だと、ゴリゴリに悪霊・物の怪を完膚なきまでに粉砕するっていう、恐ろしいイメージですが。
陰陽道はどうなのだろう。神祀りなので。調伏とは少し違うような気がします。
九条様
お返事は九条様のところに直接、書かせていただきました。
きーちゃ様
悪霊は付いていませんよ。ガシガシ直して、元気になってくださいませ。
そーいえば、私のことですが、以前ネット霊能者なる胡散臭い者が
「悪い霊が食いついてる」とほざいた事がありましたが。
「ちっちゃいことは気にするな。それ、ワカチコワカチコ」と笑い飛ばしておりました。
斎様
晴明を題材にした小説で、魔物を式にしたけど、そやつは隙があれば晴明の寝首を掻こうとしており、
晴明の命を狙う、他の変化の物に「俺様が晴明を倒すのだ、邪魔をするな」と反対に晴明を護る結果になるという話がありました。
何か、ヒネ者であったとも言われる晴明がそこを狙ってるというのが、とっても納得できたりして。
神と名が付いても、程度の良い召使ですか(笑)
悪霊を守護霊にまでしてしまうという方法論は、怨霊を祀り上げて、国家鎮護の御霊にまでしてしまうのに、類似していませんか?さっき、菅原道真について書かれた書物を読んでいて、はたと気づきました。
国家単位で祀り上げをやっていた御霊信仰を、密教僧は簡単に出来るんだよ、と言いたいのか。
はたまた、荒ぶる霊の力が弱く、密教僧一人で十分なほど、過小にされているのか。
守護霊にまでしちゃうなんて凄すぎ~
おいらにも悪霊付いてるかな?www
……実は、お笑いがお好きなのでは、ないでしょうか…笑。
以前も、小ネタがあったような……(^^)
密教でも、ありますが対象が、死霊や怨霊・悪魔系で
陰陽道では、生霊や怨敵(現世の人)に対して という違いでしょうか。
何れも、中国やインドからの影響からでしようか?
三国志とかで、敵の武将を『帰順』させる場面が多く見られますが
激しく敵対してたのに、降伏してあっさりと仲間になって大活躍!とかw
調和制伏って考えは、合理的でいかにも大陸的なおおらかな感じがしますね^^